浮気を終わらせる為の夫の自覚と意識の話

浮気相手に夢中になっているとき、男性の頭の中は、彼女に対して『好きだ』とか『会いたい』という欲望ベースの思いに駆られて『我を忘れている状態』です。

特に浮気が始まって数か月程度のうちは、彼女のためなら何も惜しくないし、なんでもできる気になっています。

その反面、妻に対してはいくらでも冷たくなれるし、妻の誕生日も結婚記念日も頭になく、何か言ってもまともに話し合いもできず、妻を避けたり、拒絶したり、逆ギレされることも珍しくありません。

ところが、浮気が始まってから1年くらい経過してくると、『幻滅期』の訪れとともに相手女性に対する気持ちがトーンダウンしてきて、なおかつ本来の思考力や判断力が戻ってくるため、妻に対しても、態度がかなり軟化してくる傾向があります。

だからといって、そのまま浮気が終わるとは限りませんが、もともとまじめな性格の男性や責任感が強い男性であれば、『このままではいけない』とか『俺は何をやっているんだろう』と自分を冷静に分析できるようになり、相手女性に傾倒していた感情にもブレーキをかけられるようになっていきます。

私のもとにご相談のお電話くださる男性の中には、まさにこの段階にあって、『なんとか妻との生活を取り戻したいが、自分の気持ちがどうしても女性に向いてしまうので、自分をコントロールするのを助けてほしい』とおっしゃる方も少なくありません。

もし、あなたのご主人がこのような段階にきていて、自分自身の意思や自覚によって気持ちを戻そうとされているなら、その行動は、わかりやすい変化となって現れます。

たとえば、今までよりも仕事から帰ってくる時間が早くなるとか、手伝いを自分から申し出たり、休日には一緒にいる時間を求めてきたり、家族旅行に誘ってくるとか、自分から子供の世話をするようになったり、『コンビニでスイーツを買ってきた』と手土産をもって帰宅することもあるでしょう。

ですので、こうした夫の言動もよくチェックして、場合によっては、浮気の事実を認めさせようとしたり、相手女性と別れるように求めたりする前に、まずは夫婦のコミュニケーションを密にしたり、さらに家族の中での夫の存在を強めていったりして、ご主人に目の前にある現実の幸せをしっかり認知してもらうことを先にしたほうが、よい効果が見られることもあります。

ただ、浮気は相手がいる問題ですし、ご主人が相手女性と別れようとしても、「一方的に別れるといわれても納得できない」とか、「別れるくらいなら死んだほうがマシ」などと言われて、泣いたりすがったり、なかなか別れに応じないこともあり、そこでご主人が『かわいそう』とか『やっぱり放っておけない』などといった曖昧な態度をとってしまうと、相手女性が、「彼は本当は私と一緒にいたいはず」と自分に都合のよい解釈をして、そこから思いもしない強気な行動に出てくることもあります。

そのため『女性との関係を毅然と拒むことこそ、夫婦の幸せを取り戻す第一歩』であることをご主人にはしっかりと認識してもらい、今後相手女性からどんなにメールが来ても、電話が来ても、誘われても、それに応じてしまえばすべてが台無しになってしまうということを、よくよく理解してもらい、行動につなげてもらうことが必要になってきます。