不倫の証拠をホテルから取る

これはケースバイケースという事案なので、あくまで参考資料としてご紹介します。

たとえば、メールやLINEの内容などから、夫が相手女性とあるホテルに宿泊することがわかったとします。

そのときに、二人が一緒にホテルに出入りしている様子を写真やビデオに撮ることができれば、それはもちろん決定的な証拠になります。

ですが、その日時にそのホテルで会うとわかっていても、自分で尾行したり、探偵を利用することが難しい場合もあると思います。

これはそんなときに使える方法のひとつなのですが、もしも夫が相手女性と泊まったホテルの名前と日付がわかっているなら、そのホテルに電話をして、『○月○日に宿泊した○○の身内のものですが、決算に必要な領収書を紛失してしまったので再発行してください』と言って、名前と宿泊した日付を伝え、宿泊した際の領収書と明細書を再発行してらう、ということでも立派な証拠にできます。

ここで大事なのは、領収書だけでなく、明細書(内訳)によって人数が明確になっていることです。

問いただしたときに、「ほかに部屋が空いてなくてしかたなくツインの部屋にひとりで泊まった」とか「大きなベッドでゆっくり休みたかっただけ」という言い訳をされることが多いので、これはしっかりおさえておきましょう。

また、外泊する日は、あらかじめあなたに何らかの嘘を言っている状態だと思いますので、二名で泊まっているという裏付けがあると、その嘘についても明白に指摘できます。

ただしこの方法にはいくつかの条件があります。

まず、夫が本名でホテルに宿泊しているということです。

もしも夫が、妻のわからないような偽名で宿泊している場合は、ホテルでも本人確認ができませんので、この方法は使えません。

また、現金の支払いでなければ、当然ながら領収書は発行しません。

ただ、その場合はカードで決済されている旨をホテル側が言ってくると思うので、そこで料金と人数を確認することができると思います。

なお、現金の支払いであっても、領収書は基本的に二重の発行はしません。領収書を二重発行してしまえば、発行した側は二倍の料金を受け取ったことになってしまうからです。

ですので、あくまでも「紛失による再発行」ということでお願いすることがポイントです。

するとホテルによっては、『再発行』の印を押したうえで、応じてくれる場合があります。

あるいは、領収書のコピーを『コピー』の押印をしたうえで、送ってくれるところもあるようです。

いずれも確実にできるとは限りませんが、少しでも証拠が欲しいなら、電話してみる価値はあります。

ただ、そのときに利用したホテルがラブホテルだった場合は、さすがに『決算のために……』という理由は言いずらいと思いますので、この方法は使えないかもしれません。

 

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