映画 『スターウォーズ 帝国の逆襲』のなかの有名なワンシーンがあります。
ルークは惑星ダコバでジェダイマスターのヨーダからフォース(宇宙に満ちたエネルギー)の使い手になる修業を受けていました。
その特訓中に、ヨーダは沼に沈んでいる戦闘機『Xウイング』を引き上げてみろと命じました。
やってみます、というルークに対して、ヨーダは強く叱責します。
「No! Try not. Do. Or do not. There is no try」(ちがう、やるか、やらないかだ。試しなどない!)
叱られながらも、ルークはなんども戦闘機を持ち上げようとしますがうまくいきません。
そして、「できっこない」とあきらめてしまいます。
ヨーダは黙ったまま、フォースを使って沼からXウィングを引き上げました。
沼から姿を見せ、宙に浮く機体を見て、ルークは唖然として、『信じられない』
ヨーダは言いました。
『だから失敗するんじゃ』
これ有名なシーンですね。
このときのヨーダの言葉は、スターウォーズの名言集にも必ず入ってきます。
さて、私たちは失敗することを恐れます。
失敗したくないと思えば不安が募り、不安は迷いや疑いを生みます。
ルークがフォースを信じなかったように、私たちは自分自身を信じることがなかなかできません。
だから本来の力を発揮することができず、余計に失敗のリスクが増して、不安からくる悪いイメージに苛まれ、なおさら成功が遠のきます。
でも、私たちは何かを成そうとしたときとには、勉強や練習を積み重ね、トレーニングやさまざまな準備をして、その時を迎えるはずです。
不安はあれど、それをやってきた事実は、決してあなたを裏切りません。
戦う前のボクサーは、「必ず勝ちます。相手を倒します」と宣言しますよね。
「負けるかもしれないけど頑張ります」なんていうボクサーを私はみたことがありません。
勝つと宣言しても、結果として負けることもあるでしょう。
でも、勝つか負けるかはあとの話。
そこに臨むときの心構え、心の持ちようこそ、前に進むための力です。
やることやったなら、あとは自分を信じて、足を前に進めるのみです。
「May the Force be with you」(フォースが共にあらんことを)