バレてもなお、嘘をつき続ける夫

不倫している夫が嘘をつくとき、大きく分けてふたつの心理的理由があります。

まず、『バレたらまずい』という怖れや『隠したい』という思いから自己保身のためにつく嘘。

そして、『本当のことを知ったら、妻が傷ついてしまうから』という、思いやり(?)を感じてつく嘘。

後者の嘘は、それこそなんだか『嘘くさい』と思われるかもしれませんが、私のもとにお電話くださる男性の中には、「妻は疑っていますが、妻との関係を守るために、このまま嘘をつき続けていくつもりです。そのうえで、どうやったら妻とうまくやっていけますかね?」とか、「今まで言っていたことが嘘だと知れば、妻はもっと傷つくと思うので、妻を守るために、僕は嘘をつき続けます」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

それは一見、奥様思いの言葉のように思えるかもしれませんが、実際の話としては、今までさんざん嘘をつき続けてきたので、今さら本当のことを言うことができないという状況にハマっているだけだったりします。

そもそも浮気や不倫で妻に嘘をついて、いつまでもバレずにいられるはずがありません。

そしてほとんど例外なく、ある日突然、嘘はバレます。

そのときに、事実を認めるのが怖いし、妻にバレてもなお、「この嘘が通用するはず」と思っている考えの甘さから、頑なに嘘をつき続ける夫もいます。(大抵の場合、その結果ますます状況は悪化します)

しかも、『妻を守るためについている』という認識の嘘は、本人からみたら必要悪という一面があり、あまり罪悪感を感じていません。

結果として、嘘をつきながら、不倫はやめられず、ずるずると関係が続いてしまうことになるのです。

でも、嘘をいくらならべても、事実の前では無力です。

妻が知ってしまった事実を、いくら嘘で上塗りしたところで、『誠意のなさ』をアピールするだけになってしまいます。

嘘を謝罪し、事実を認めてからでなければ、本当の話し合いはできませんからね。

そのためには、ご主人に『観念』してもらうほかはありません。

つまり、「妻はもう全部知っているようだな。これ以上嘘をついてもしかたがないのだ」とをしっかり認識してもらうことが必要です。

その意味でも、あなたが事実を知るということは、怖いけれども、とても大事なことだったりします。