浮気する夫の優柔不断な行動

 優柔不断な夫ほど、浮気相手を選んでしまう

浮気をしている夫によくあるのが、優しい性格が災いして、相手女性に対して優柔不断な態度をとってしまうということです。

相手女性から、「今度の日曜日はあなたと〇〇に行きたい」とか「この日だけは私に付き合って欲しい」とか言われたら、内心は、「やばいな。その日はカミさんと約束があるのに……」と思っても、むげに断ることもできず、結局、彼女につきあってしまう。

まさに、「あちら立てればこちらが立たぬ』といった状態で、妻と相手女性の板挟みになり、どちらを取るかという選択を絶えず迫られているわけです。

相手女性から甘えられ、好きと言われ、「オレがそばにいてあげないと……」と変な義務感で相手の言うことを聞いてしまう夫もいます。

それが誕生日とかクリスマスのように、その日自体に何らかの意味があるような場合は余計にそうです。

しかも、そういう時に限って、妻からも『今日は早く帰ってきてね』なんて言われていたりしますからね。

相手女性の要求を断れなければ、妻に必然的に嘘を言ったり隠し事をすることになり、浮気は泥沼化していきます。

浮気相手の望みに従うだけのあやつり夫

また、こういうおとなしい夫に限って、相手女性のほうは強気で自己主張するタイプだったりして、その女性に従うだけの関係になってしまうこともよくあります。

もちろんこれは、夫自身の「自業自得」ということもあります。

浮気が始まった当初に、「妻とはうまくいってないんだ」とか「離婚を考えているから、そしたら一緒になろう」なんて具合に、相手女性に聞こえのいいことを言ってしまっていると、相手もその言葉を真に受けてしまいますからね。

そして、いつまでたっても煮え切らない彼の態度に対して、『はやく一緒になりたい』とか、『私はいつまで待ってればいいの?』などと揺さぶりをかけられて、気がついたときには相手女性のあやつり人形のようになっている、なんていうケースも少なくありません。

そうなるともう、自分が離婚したいかどうかではなく、相手女性の望むとおりにしなくてはいけない気持ちになって、ロクに覚悟もないままに妻に離婚を切り出してきたり、「もうどうしていいかわからない。自由になりたい。ひとりになりたい」と現実逃避に及んだりします。

浮気中の夫の言葉は、真にうけないこと

事実、「離婚してくれ」と切り出す夫のうち、それが100%本人の意思であることはあまりなく、どちらかというと、相手の女に『言わされている』場合が目立ちます。

そして、その現状に、実は夫自身が気づいていなかったりすることも多いのです。

ですから、ご主人の態度や言葉に振り回されないことです。

どんなに冷たい言葉や、信じられないことを言われても、それ真に受けて「もうだめだ」とか「離婚しかない」と思わないでください。

あなたがそう思ってしまうと、それこそ相手女性の思うつぼですからね。