夢をあきらめそうになったら

「私は〇〇になりたいです」

「私は〇〇で成功したいです」

そう言って夢を話されたあとに、こうおっしゃる方かいます。

「でも、何度も失敗したので、もう無理だと思っています」

確かに夢を叶えたり、成功するためには、何かしらの条件をクリアする必要があります。

夢や望みの大きさにもよりますが、それは決して簡単なことではないでしょう。

医者になるためには医大に入らないといけないし、政治家になるには選挙で勝たないといけません。

それはそうなんですけど、失敗したり思い通りにいかないときに、本当はできることなのに、自ら無理だと思いこんで諦めてしまうことがあるのも事実。

心が折れてしまったら、やめてしまいたくなる気持ちはよくわかりますが、本当に無理なのかどうか、諦める前に冷静に考えてみる必要もあると思います。

「サーカスの象」という話があります。

これはトラウマの説明によく使われるたとえ話ですが、今回のテーマにも通じる内容なので、簡単にご紹介しますね。

サーカスの象は、ちいさな時から人間に飼われて、芸を教え込まれます。

小象は初めはすごく抵抗します。

つながれている杭を引き抜こうと暴れます。

でも、小象をつないでいる杭は、鉄製のがっちりとしたものなので、いくら暴れても決して抜けたり折れたりはしません。

何回も何回も、小象は杭を引き抜こうとします。

でも、何回やってもダメなので、そのうち「この杭は絶対に抜けないのだ」と悟ります。

そうして大人になった象は、細い杭につながれても、決して暴れません。

大人の象の力なら、たやすく抜けるような杭なのに、決してその杭を抜こうともしません。

絶対に抜けないと思い込んでいるからです。

さて、あなたの夢や望みの前にある杭は、ほんとうに鉄でできた杭ですか?

それとも、、、、、、(^^)