【あるご相談者様から】
『1年ほど前から、夫の不倫に気づいていました。
この1年でそれなりの証拠も取れたし、相手女性の特定もできています。
でも、夫に言ったところで、素直に認める性格でもないし、私自身、言い出す決心もつかずに、ずっと悩み続けてきました。
夫は、浮気相手とホテルで会っています。ただ、泊まってくることはしません。
どんなに遅くなっても、家には帰ってきます。
私も、『夫が家に帰ってくるうちは、事を荒立てないようにしよう』と思っていたことも確かです。
夫は、私が不倫に気づいていることを、うすうす感じているようでした。
でも、二人の間でこのことが話に出たことはなかったです。
そして、夫が不倫している間も、夜の生活を私に求めてきていました。
それ自体、私にとってはまったく愛情を感じられるものではなかったし、夫の誘いに応じることはこの上なく嫌でしたが、拒むと機嫌が悪くなるので応じていました。
でも、ついに私のなかで限界を感じることが起こりました。
夫は帰宅したあと、いつものようにお酒を飲みだしました。
夫が手酌でビールをコップに注いでいるとき、テーブルに置いてあったスマホにLINEが入ってきました。
例の女性からでした。
「今日は楽しかったです。おやすみなさい。♥(ハートマーク)」
ほんの数秒でしたが、私はそれを見逃しませんでした。
とたんに私は呼吸が荒くなり、顔が引きつっていることが自分でもわかりました。
夫は私の様子を見ても何も言わず、何もなかったふうにお酒を飲み続けていました。
思わず私は、『ちょっと疲れたから早く寝るね』と言って、寝室に行きました。