私は、基本的には浮気や夫婦問題が専門ですが、最近は恋愛についての悩みが寄せられることも増えてきました。
先日、ある女性から、『彼が自分にもっと恋してくれるように仕向けていくにはどうしたらいいですか？』という相談がありました。
今回は、そのテーマで少しお話をしてみたいと思います。
あなたは映画が好きですか？
ラブロマンス、アクション、サスペンス・・・・
映画の中で主人公の男性が美しい女性のピンチを救い、そこから恋が芽生えて、という話、よくありますよね。
映画の中のストーリーでは、助けられた女性のほうが主人公の男性に恋することが多いですが、実際には、そういうシチュエーションで先に恋をしやすいのは、実は女性よりも男性のほうなのです。
男性は女性に対して（べつに付き合っているとかいう関係でなくても）ピンチを救うヒーローでいたいという願望を潜在的に持っています。
そして、その願望どおりに、女性のピンチを救うことができた場合、男性は（というより、男性の脳は）満足感と充実感、快感を同時に得て、とても気持ちがよい状態を味わいます。
そこで、「ありがとうございます。あなたのおかげで助かりました」と感謝されると、自分の働きを認めてくれた相手として、その女性を無意識のうちに好きになってしまうことがあるのです。
もちろんこの段階では、彼自身、そのことに気づいていない場合が大半ですが、少なくても明日、あるいは次の機会に再び会ったときには、あなたに対して、今日よりも確実に親しい感情を持っているはずです。
これはつまり、究極的な言い方をすれば、男性は女性を助けると、助けた女性に対して恋をしまう、ということです。
よくあるのは、相談相手になっていろいろ悩みを聞いているうちに、男性のほうからその女性のことを好きになってしまい、恋人関係に発展するというケース。
もちろん、恋人関係に発展する過程のなかで、あなたのことを好きになる要素よりも、あなたに幻滅する要素のほうが多ければ、彼の恋心は萎えていってしまうことになるので、油断は禁物ですけどね。
さて、彼に助けてもらうときに注意点ですが、決して、彼が助けてくれることが前提、という話しかたをしてはいけません。
また、彼のタイプにもよりますが、最初から、「これわかんな～い。ねぇ、教えて～。たすけて～。なんとかして～」という甘えたノリで要求することは、うまくいえば、一気に親しくなれる可能性もありますけれども、あなたと彼の感情の温度差が大きい今の段階では、彼の気持ちがかえって引いてしまうことのほうが多いと思いますので、充分に気をつけてくださいね。
むしろ、そんなバクチを打つよりも、彼の前で本当に困っていて、どう解決していいかわからず、途方にくれているように見せて、なるべく彼のほうから、「助けましょうか」とか「どうしました？」と、言ってくるのを待つほうが、相手に自分からアクションを起こさせる結果となるので、心理的な側面からも、私ははるかに効果的だと思います。
もちろんここで、あなたが先に、「すみません、助けてください」と言ってしまってもいいのですが、あくまで「力を貸してもらえませんか？」といった、なるべく控えめな言い方するようにしてください。
あまり強く要求するような言い方をしてしまうと、彼はあなたを助けても満足感も快感も得られないので、「なんだ、この女、要求ばかりしてずうずうしいヤツだな」という不快な気持ちのほうを感じてしまい、恋心を抱かせるどころではなくなってしまいます。
さて、彼にあなたのことを意識させることに成功したら、次の段階に進んでいくことになりますが、ここで注意していただきたいことがあります。
それは・・・・・・・
長くなってしまうので、続きは彼があなたに恋するように仕向けたいなら・・・②に書きますね。
