浮気によって思考力をなくす夫

最近急増しているのご相談のなかに、「このままでは夫が浮気相手のもとに行ってしまうので、なんとか思いとどまらせたい」というものがあります。

これは、不倫関係にあるご主人が相手女性の言動に影響を受けて、自分自身の考えや判断が持てなくなり、ほとんど相手の『言いなり』になってしまって、離婚や別居にむけて行動していくケースです。

このように、不倫で怖いのは、単に相手と肉体関係があったり、お金を貢いだりすることだけではなく、相手の影響を受けて思考力を失ったり、まともな判断ができなくなってしまうことです。

本来は頭脳明晰で賢明なご主人が、まるで子どものような嘘をついたり、後先を考えない言動で相手に溺れてしまっている、という話はすごく多いです。

そのような状態になってしまうと、いくら妻が説得しても、なかなか考え方を変えることができません。

思考力がないうえに、相手女性の言葉を鵜飲みにして、「彼女はボクがいないとダメだから」とか、「彼女と一緒になる約束をしているから」など、本来自覚するべき夫としての義務や父親としての責任を棚にあげて、相手女性との関係を続けることに思いが行ってしまうこともあります。

こういう場合には、強引に別れさせたり、不倫を追求するといった姿勢よりも、相手女性に対する思いを冷却させていく働きかけを行うなど、夫の思考力を少しずつでも取り戻す対処が大事になってきます。

たとえば、相手女性のもとに行ったきり、なかなか家に戻ってこない夫に対して、「子どもがパパの帰りを待っている。寂しがっているからご飯だけでも食べに戻ってほしい」といった話をして、単発的にでも家に戻ってくるように仕向けていった結果、「子どものために家に戻る」と夫のほうから相手女性との関係を断ってくれたケースも実際にあります。

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