長期にわたる浮気が発覚したとき

妻が夫の不倫に気づいたとき、それが数年単位の長期に及んでいる場合には、妻が受ける精神的ショックはより一層大きくなり、心の傷が深いぶん、夫婦関係の修復には長い時間がかかることがあります。

『なぜそんなに長い期間浮気がバレなかったのか?』というと、ご主人が巧みに浮気を隠している場合もありますが、『主人を完全に信頼しきっていて、まったく疑うことなく過ごしてきました』とおっしゃる奥様も多数いらっしゃいます。

ところが、女性のカンというのはやはり侮れないもので、ふと疑念を抱かれたあとは誤魔化すことも叶わず、数年間におよぶ関係が一気に判明してしまったり、妻にはずっと以前からバレてしまっていたのだけど、夫が相手女性と別れようとしなったために膠着状態が続き、結果的に長期化してしまったケースもあります。

あるご相談者様は、『夫の古い携帯を何気なく見たら、浮気相手とのメールの履歴がたくさん出てきて愕然としました。日付を見ると、私には『残業で遅くなる』と言っていた日も、頻繁にその女性と会っていたことが判明して、「あのときもその女と一緒だったのか」と思うと許せない気持ちでいっぱいです。しかもこっちは夜遅く帰る夫のために食事の支度をして、私自身も食べずに待っていたのに、実際にはほとんど定時帰りだったそうで、余計に頭に来ました。でも、何より腹が立ったのは、結婚記念日や子どもの誕生日も女性と会っていたことです。しかも何年も前から。女性とは今も続いているようですので、相手には法的措置を取るつもりです』とおっしゃっていました。

また、相手女性との間で何らかのトラブルが生じて、ご主人のほうから困り果ててカミングアウトされたケースも実際にあります。

私がご相談を伺った事例では、相手女性を妊娠させてしまって認知を求められたとか、相手女性側の夫にバレてしまい、向こうから慰謝料請求をされてしまい、自分だけでは片づけきれなくなって妻に話さざるを得なかった、という方も過去のご相談でいらっしゃいました。

いずれにしても、浮気が長期化したときには、相手女性と関係を解消するのも大変な時間と労力が必要になりますし、本人すら予想してなかった面倒な展開になる場合もあります。

ご相談いただく男性の中には、『職場の女性と不倫を続けてきたが、彼女に結婚を求められました。私は妻と離婚するつもりはなく、当然断りました。すると彼女は、上司に「彼にセクハラされた」と嘘の密告をしたんです。私の釈明は聞き入れられず、結局、退職を余儀なくされました』とか、『相手自制がしつこく夜に電話をしてくるので、嫌気がさして一方的に別れましたが、それ以来ストーカー的な行為を受けている』など、深刻な状況にいらっしゃる方も少なくないのです。

始めは遊びだとか割り切った関係だと言っていても、関係が長期化して相手側の心情が変わってくると、いくら男性側が「もうやめよう」と思っても、簡単には終われない事態になりやすいです。

そうした方々の大半は、「こんなことになるとは思っていなかった。どうしたらいいかわからない」とおっしゃっていますが、立場的には浮気の当事者なので、身から出たサビというか、本人が招いた結果だといわざるを得ません。

後悔先に立たず。火遊びはマッチ一本から大火事になってしまうことがあります。
男性諸兄には、十分に心に留めていただきたいと思います。