浮気事例・突然、離婚を切り出してきた夫①

※プライバシー保護のため、文中の氏名、年齢、家族構成などは、ご本人の了解のもと、脚色を加えております。

 【尾崎(仮名)さんのケース』

専業主婦の尾崎さん51歳、ご主人は52歳。

お子さんは19歳になる大学生の双子(ともに男子)

ご主人とは5年の恋愛期間を経て結婚して21年目になるそうです。

ご相談は次のようなものでした。

『今年の5月に、主人から『離婚したいんだけど』と言われました。

それ以前から、主人の行動がなんとなくおかしいと感じて、『もしかしたら浮気してるの?』と思っていた矢先のことでした。

でも、主人は私との性生活がないことと、私の主人に対する態度が悪いということを理由として主張してきました。(浮気については、その時は怖くてとても聞けませんでした)

性生活については、息子たち(双子)が生まれた後から、私が子育ての疲れからそんな気分になれず、義務的に相手をしているという状態が不満だったようです。

そんな中で、主人はスキー等の遊びや飲み会に出ることが増え、休日も家にいることはなく、飲みに行けば帰宅も深夜に及びました。

私はといえば、ほとんど母子家庭のような状態で、自分の身なりにかまう暇もなく毎日を過ごしていました。

性生活についても、子育ての疲れと主人の身勝手さに憤慨していたため、私も積極的ではなくなりました。

それでも、妻であるからには我慢してでも受け入れなきゃいけないと思っていましたから、いくら疲れていてもイヤだとは言えなかったのですが、私が乗り気じゃないことは主人にもわかりますよね?

10年ほど前に主人から、『 (セックス)したくないなんて異常だよ。病院でも行って来い』と言われて、ショックで目の前が真っ暗になりました。

『私おかしいの?病院ってどこいけばいいの?』と聞いたら、『精神科に決まってるだろ』と冷たく言われて・・・・

主人の言葉に、本当に自分がおかしくなってしまったのかと不安になり、病院に相談したら、夫婦揃って来て欲しいって言われました。

でも、主人は、俺は正常なんだから行く必要ないってそっぽ向かれて・・・・

辛かったです。

そっぽ向かれたことが、ではなくて、好きなのにセックスする気になれない、我慢して受け入れても気持ちよくなれないことが・・・・

身勝手な主人でも、愛していましたから

それからは、疲れてるとか関係なしに、『受け入れられなかったらどうしよう。感じなかったら主人怒るんだろうな』なんて考えると夜が来るのが怖くなり、寝たふりをしたり、主人が早く寝てくれないかと用事を作っては寝室に行くのを遅らせたり・・・・

でも、主人の冷たい言葉や態度に耐えきれなくなった私は、寝室を別にして夫を遠ざけるようになっていきました。

主人はそのことも気にいらなかったのでしょう。

でも、子供のことも私のこともほったらかしで遊びまわる主人に、私は無性に苛立ち、喧嘩が絶えなくなってしまいました。

後になって、主人はそれも苦痛だったと・・・・

離婚の話が出た後、『俺は家がつまらんから遊びに行くのが増えたんだ』、『10年以上もセックス拒否され続けて我慢できるか!』と主人は言いました。

でも、私は決して主人を拒んできたわけではありません。

それどころか、好きなのにできないことが悲しくて、そのたびに『ごめん・・・』と泣きながら謝っていました。

せめて、主人の言葉に少しでも優しさがあったら。

少しでも私の思いを察して、『今日はだめか?しんどいのか?気にするな』と優しい言葉をかけ、抱きしめて休んでくれたなら、それだけで、どれだけ気持ちもほぐれたかもしれないのに・・・・・・。

(一部省略)

 

尾崎さんは、お電話の途中で、当時のことを思い出して、声を詰まらせていらっしゃいました。

双子のお子さんたちは、今はそれぞれ大学生になられていますが、出産された当時は、ふたりの子育てと家事に追われる中で、ご主人どころではなかったと思います。

それでなくても、ご主人は育児や家事に協力もしてくれず、自分の趣味(スキー)や飲み会ばかり。

そんな中で性生活が義務的になったり、性生活自体を避けるようになってしまったことは、まったく無理のないことですし、10年以上も悩み続けてきたこと、本当にお辛かったと思います。

その後、尾崎さんはご主人の浮気相手について判明したということで、ご連絡をくださいました。

その内容は以下のようなことでした。

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