浮気相手に夫を奪われた妻の手記⑥

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これだけの行動に出るということは、相手女性は、相当に業を煮やしている証拠です。

つまり、待ちきれず、あせっているのです。

「この人は、いったいいつになったら奥さんと別れてくれるんだろう。

こうなったら私が浮気の事実をつたえて、別れる気にさせてやろう」といった思惑があるのです。

一方、夫のほうは、相手女性にはおそらく、「いずれ一緒になろう」とか、「妻とはもうすぐ別れるよ」といった、甘い言葉や都合のいい話をしつつも、内心はその気がないか、それだけの決心がつかなくて、どっちつかずの曖昧なことしか言っていない可能性が高いです。

なぜかというと、もしも夫がY子さんとの離婚を決心していて、相手女性にもその意思を明確に伝えているとしたら、「はやく別れろ」とY子さんを脅す必要はないはずです。

むしろ、そんな勝手なことをして彼の怒りを買うのを怖れるでしょうし、妻を脅す手に出るよりも、約束を守らない彼のほうを責めるでしょうからね。

では、Y子さんのように相手女性からのメールを送りつけられた場合、どうやって夫にその真偽を確かめたらよいのでしょうか。

ポイントはいくつかありますが、まず考えなければならないのは切り出すタイミングです。

今の時点では、夫は「容疑者」です。

容疑者は事実を隠そうとするし、ウソを言おうとします。

ですからできるだけ、そうした隠蔽や裏工作ができない状況を作ることが大事です。

たとえば、夫が家に帰ってきた直後や、着替えの前、食事や入浴前などに話を切り出すことは避けます。

やることが残っている状態で話を始めてしまうと、話の途中で「とりあえず先に風呂に入ってくるから」などと言われて、途中で話しを打ち切られてしまって、考える時間や場所を与えてしまう結果になります。

時間を与えてしまうと、その間に言い訳や策を考えたりするでしょうし、場所を与えると、そこから相手女性に連絡をとって、口裏を合わせたりすることがあるためです。

そのため、食後、風呂上り、寝る前など、やるべきことがある程度終って、行動が落ち着いた状態で切り出すことが大切です。

また、Y子さんは、夫にメールを見せるときに、

半分ふざけた感じで切り出した、とありますが(続きはこちら)