妻の浮気・不倫によって『失うもの』を意識させる

妻の浮気が始まって3ヶ月から6ヶ月くらいの間は、まさに恋に落ちた状態で、もっともモチベーションが高い時期です。

言ってみれば夢見心地、相手男性のことで頭がいっぱいで、冷静な思考力も判断力も大きく低下してしまっていることが多いです。

そのため、ご主人であるあなたのことやお子様のこと、家事や生活のことも上の空になってしまい、食事がスーパーの惣菜ばかりになったり、夜もあれこれと理由をつけて家を空けたりするなど、今までの奥様とはまるで別人のように変わってしまうことも珍しくありません。

中には、子どもに対して愛情を示せなくなったり、会話などのコミュニケーションが減ってしまって、親子関係に深刻な影響を及ぼすこともあります。

特に子どもは、母親のそうした変化にとても敏感ですし、ある程度の年齢になったお子さんなら、お母さんが浮気をしているという事実に嫌悪感を抱いて、母親を拒否するようになってしまうこともあります。

また、浮気は仕事や生活環境にも影響を及ぼすおそれがあります。

たとえば職場不倫の場合なら、職場内に噂が広がったりして仕事がしづらくなったり、上司としての指示や指導力が発揮できなくなったりします。

不倫関係が職場内で問題になれば、転属などの処分を受けなくてはならなくなったり、自ら退職という選択をしなければいけなくなることもあります。

また、ダブル不倫の状態であれば、相手男性の妻から慰謝料を求められてしまう可能性もあります。(この場合、あなたのほうも相手女性に慰謝料を請求することができるので、実際には互いの請求が相殺されて、お金のやりとりは発生しないことが多いです)

それらはすべて、浮気という行為によって、奥様自らが背負う『結果』です。

そして、それと引き換えにして、それまでの幸せだった生活、家族としての信頼関係、仕事や職場での関係、将来にわたる安心や夢など、何ものにも代えられない大切なもの、守るべきもの次々と壊してしまう、失ってしまうという現実が待っています。

そうなるまえに、現実をどれだけ本人が自覚できるか、そして、どれだけしっかりと心にブレーキをかけることができるかが重要なポイントになってきます。