夫婦関係修復:8年ぶりに仲のよい夫婦に戻ることができました

千葉県のC子さん。

8歳と5歳のふたりのお子さんのお母さんです。

最初のお子さんの夜泣きがひどく、またご主人の仕事の帰宅が毎日深夜になってしまうこともあって、ご夫婦で話しあって、お子さんが1歳のときに寝室を夫婦別々にしたそうです。

その後、朝早く出勤して夜遅く帰ってくるご主人と、育児でくたくたになっているC子さんの間ではしだいに別々の生活リズムが習慣化して、いつしか夫婦の会話もほとんどない状態で月日が流れてしまっていました。

最近では朝のあいさつすらすることもなく、必要最小限の用事や予定を伝えるだけだったそうです。

そしていつしか、夫婦なんてこんなものだと心のどこかで思うようになっていました。

ところがある日、C子さんはテレビで見た不倫の話題がなんとなく気になり、インターネットで検索していたときに私のサイトを見つけてくださり、このままじゃ夫が浮気してしまうのではないかという不安に駆られて、衝動的にお電話くださいました。

C子さんがお電話をくださったのは、2012年の5月のことでした。

寝室が別々というのは、夫婦関係が冷めていく要因のひとつと言われています。やはり夫婦円満のためには、できるだけ寝室は一緒にして、たとえ5分でもいいから肌が触れあうなかで互いを感じながら寝るのがよいのです。

子どもの夜泣きなどいろいろな事情で仕方なくということもあると思いますが、寝室を分けてしまうとどうしても互いのスキンシップがなくなりますし、また会話もなくなってしまいがちなので、寝室が別のご家庭は、そのぶん休日など時間が取れるときには、意識的にコミュニケーションをとるようにしていくことが大事ですね。

さて、C子さんご夫婦の場合、『おはよう』『おやすみ』の声すらかけなくなっている現状があったため、冷えてしまった夫婦関係を取り戻すことは簡単ではありませんでした。

そこで、まずはコミュニケーションのベースとなる日常の会話を少しずつ取り戻していく必要がありました。

私はまず、C子さんには毎朝、ご主人が仕事にいくより少しだけ早く起きて「おはよう」と「いってらっしゃい」の声掛けを10日間続けていただくことをご提案させていただきました。

すると、最初は期待通りの反応が得られないことがありましたが、次第に『行ってきます』と言ってくれるようになり、少しずつ会話ができるようになってきました。

そして、慣れてきたところで、無理のない範囲で、会話に『感情』を加えていくことをお願いしました。

たとえば、『おはよう、よく眠れた?』と声に出して聞くだけでも、言葉に温かみを添えることができますので、事務的、機械的な感じがなくなっていきます。

こうしてC子さんは、およそ1か月目でご主人との会話を取り戻し、2か月目までに手をつないだりするスキンシップが戻ってくるまでになりました。

そして数年ぶりに二人で映画を観に行ったときには、ご主人は照れながらも、C子さんと腕を組んで歩いてくれたそうです。

それからは、加速度的にご夫婦の関係はよくなっていきました。

C子さんはそれから、ご主人が仕事に行く前にはハグをすることを習慣にしました。

すると、次第にC子さんよりも先に、ご主人がC子さんの背中に手をまわしてくれるようになったそうです。

そして、ご主人は仕事の帰宅時間についても考えてくれて、以前よりもかなり早く帰ってきてくれる日が増えたということです。

私は、あらためて、ご夫婦が寝室を一緒にされるようにご提案しました。

C子さんはご主人と話しあってくださって、それからはご家族で一緒の寝室で寝るようにされたところ、それまでは、ちょっとしたことでよく癇癪を起こしていた息子さんの情緒がとても安定してきて、癇癪もほとんどなくなり、笑顔を見せることがとても多くなったそうです。

C子さんは、『子供にとって、パパとママの関係はほんとうに大事なんだとつくづく思いました』とおっしゃっていました。

実は、こうした事例は決して珍しいことではありません。

たとえ10年にわたり家庭内別居同然だった方でも、以前のような仲のよい夫婦関係を取り戻せる可能性はありますので、お悩みの方はあきらめずにご相談ください。

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