不倫相手に誓約書を書かせたいとき

『不倫相手に会って誓約書を書かせたいのですが、どんな内容を書かせたらよいですか?』というご質問がありました。

誓約書というのは、白い紙を持っていって相手に誓約文を書いてもらう、というのではなく、あらかじめあなたが求める内容を作成しておいて、それに対して合意のうえ署名捺印してもらう、という形で作成していきます。

書くポイントとしては、以下のような感じになります。

もちろんこれは一例です。変更・削除したり、追加をするのも自由です。

1 相手を特定する記載(名前、住所等)、

2 夫と相手との間で不貞があった事実をできるだけ明確に記載する

3 あなたからの要求事項を記載する。

例としては、

・今後、夫との不倫行為を一切しない

・夫と個人的なメール、LINE、電話などを一切しない

・ (職場不倫の場合)業務以外の話をしない。接触を持たない。

・ (慰謝料請求の条件として)このことが元となり離婚に至った場合は、慰謝料として○○○万円の支払いに応じる

などです。

慰謝料請求については、上の例のほかに、今までに受けた精神的苦痛に対するものとして即座に支払いを要求することもあります。

また、慰謝料の支払いがない場合は差し押さえを行うことに同意する、といった文言を加えるケースもあります。

ただし、差し押さえについては誓約書に記載したからといって、すぐに執行できるわけではありません。
流れとしては、まず誓約書を公正証書化して、「債券名義」とします。そして公証役場で、公正証書に「執行文」をつけてもらった上で、裁判所に強制執行の申立をします。

さらに、強制執行を行う前には、「送達証明書」が必要になります。これは相手が債務名義を確かに受け取ったという証明書です。

これらの手順をすべて踏んだうえで、差し押さえを実行することになります。

なお、相手が誓約書の内容に違反して法的手段を講じる際に、相手が開き直って「あの誓約書は強制的に書かされもものだ」とか「これに合意しないと訴えると脅された」という主張をしてくる場合もあります。

そのため、できれば友人、知人でも構わないので第三者に立ち会ってもらうか、話し合いの様子を録音しておく(この場合は隠し録りとかではなく、むしろ合意を取ったうえで録音するほうがよい)などの備えをしておくことをお勧めします。

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