夫が浮気するのは、妻に不満があったから?

あるご相談者さまから、「私たちはそれなりに仲良しの夫婦だと思っていたのですが、夫が浮気をしているということは、私に不満を抱いているということなんでしょうか?」というご質問をいただいたことがあります。

浮気の理由はさまざまですし、「俺が浮気をしたのはオマエに不満があったからだ!」と逆ギレ気味に言う夫が少なからずいることは確かですが、実際の話として、「浮気する夫」と「妻への不満」の間に、それほど深い関連性はないのです。

逆な言い方をすれば、「さぁ、俺は妻に不満があるから、今から浮気をするぞ!!」っていう男性は、あんまりいないと思いますよ。

むしろ、妻に対して不満なんてないけれど、職場の女性を気が付いたら好きになっていたとか、女性から好意を寄せられて、つい求めに応じてしまった、というケースのほうが圧倒的に多いです。

その時点で、脳内には恋愛ホルモンが出まくって、思考力も判断力も低下していますから、相手女性とLINEのやりとりをしたり、隠れてデートをすることも、「このくらいはいいかな」とか「バレなかったら平気だよね」とか「今日だけ。今夜だけ」みたいな気持ちになっていきます。

要するに浮気って、理屈じゃないので、妻との関係がどうだろうと、始まるときは始まってしまうんです。

実際、妻とは普通に仲のよい夫婦だし、いまの生活も十分幸せだけど、妻以外の女性に恋心を抱いてしまうケースはいくらでもあります。

ですが夫自身、心ここにあらずで夢の中にいる状態ですから、妻に嘘や隠し事を重ね、このままでは夫婦関係が壊れてしまうこと、その代償がどれほど大きなものになるかといったことにまで思いがいっていないんです。

では、どうしたら夫はその『夢の中』から覚めてくれるのでしょうか?

きっかけのひとつとしては、やはり妻に浮気がバレてしまって、しかも嘘が通用せず、事実を認めざるを得なくなったときです。

男性にとっていちばん恐ろしく、窮地に立たされる瞬間です。

それまでは、いくら彼女に夢中だったとしても、目の前にいる妻に浮気がバレてもなお、夢の中に浸っていられる男性はまずいません。

ただ、頭の中はまだ思考停止の状態ですから、すぐに反省するとか、相手女性と別れる約束ができない場合もありますので、話し合いをするなかで、現実的な話を積み重ねていくことが大事です。

浮気は始まるときは夫婦の問題ですが、終わるときには家族の問題に発展していることもよくあります。

浮気によって傷つくのは妻ばかりではありません。たとえば、子供に及ぼす影響もかなり深刻です。

思春期くらいのお子さんの場合は、父親の不倫が理由で学校の先生すら信じることができなくなって不登校になったり、ストレスで心身に深刻な影響が出てしまうこともあります。

思春期でなくたって、たとえ0歳の子だって、親の喧嘩や母の不安には敏感に反応します。

あるいは、職場不倫の場合なら、それが会社の中で問題となり、これまでの実績を台無しにしてしまうかもしれません。

部下や同僚にも迷惑をかけることになるかもしれません。取引先のお客様に、不倫の現場を見られてしまうかもしれません。

もしも妻であるあなたの心が限界に達してしまって、離婚するとなれば、それにともなって家庭はどうなるか、これからの生活は?子供は?……と、さすがの夫もあれこれ考えざるを得なくなります。

現実というのは、容赦のないものです。

こうした代償を払ってでも、不倫相手を選ぶというのは、夫自身にも相当の覚悟が必要です。

妻からみたら、そんなことは浮気をする前から考えて当たり前のことなのですが、夫はなにしろ夢の中にいたので、妻の本気の姿を見て、ようやく「このままではマズい」と認識しはじめるのです。

ご主人がそこで何に気づき、何を口にするかによって、これからの対応のしかたも変わっていきます。

同時に、妻としてあなたが何を思うかも、もちろん大事です。

夫婦コンサルティングでは、こうした夫婦の考え方、価値観のレベル合わせをすることも、とても大事なポイントとして行っております。

結局肝心なのは、これからの人生のなかで、お互いが何を大切に思い、何を守りたいのかを明確にすること。

そのうえで、これからのおふたりが進む方向を揃えていくということなんです。

 

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