浮気と脳:男と女の思考を形作るもの

image27男性と女性の間では、脳の特性や考え方の傾向にも大きな違いがあるということは、「浮気して優しくなる心理とは?」のところで話しましたが、ここではさらに『感情』について触れるために、右脳と左脳のもつ特性についてもお話したいと思います。

きっとあなたも覚えていらっしゃることと思いますが、小学校の保健室には、人体の解体模型がおかれていたり、脳の各部を詳細に描いた解剖図が壁に貼られていましたよね。

理科室の棚には、ウサギやネズミの脳が、ホルマリン漬けになってビンの中に入れてあったりして・・・

で、ああいうのを思い出していただくとわかると思いますが、人間に限らず、哺乳動物の脳というのは、一つの塊ではなくて、大きくわけて右脳と左脳の二つの塊から成り立っています。わかりやすくいえば、お尻みたいな形ですね。

そして、そのお尻の右と左が脳梁(のうりょう)というバイパスによって、真ん中でつながれています。

この右脳と左脳のどちらがより活発に働くかによって、その人の得意な分野や、好む特性が変わって来るわけです。

たとえば右脳が活発に働く人は、イメージ画像を記憶したり、立体的な空間処理をしたりする作業が得意といわれています。

またインスピレーション(直感、ひらめき)を発し、音楽や芸術性が高くて創造的なことを好みます。

一方、左脳が活発に働く人は、じっくり思考して論理的に解説したり、ものごとを分析したり、細かな計算をしたりする作業が得意です。

この右脳と左脳の働き具合は、男性と女性によっても大きく差が出ていて、一般的には、男性は右脳が発達していて、反対に女性は左脳が発達しているといわれています。

ただ、もちろん男性でも、左脳が発達している人もいますし、女性でも右脳がより活発な人もいますので、すべてを一概に言えるものではありません。

ともあれ、こうした男女の脳の特性の違いは、どんなに相思相愛の男女の間にも、歴然と存在します。

そして、それぞれの脳が持つ特性は、男が男として、女が女としてこの世に存在し、適応していくために必要不可欠なものといえるのですが、それが時として、男女の関係において、大きな心の壁となって立ちふさがってしまうこともあります。

太古の昔から、女性は狩りに出た男の帰りを家で待ち、子育てをしながら周囲の人とコミュニティを作っていましたから、基本的にコミュニケーション能力は女性のほうが優れています。

一方、男性は獲物を捕るという明確な目的があれば、そのために行動を起こしますが、コミュニケーション能力はさほど磨かれずに進化してきたせいか、いまだに男性の脳は女性の気持ちを理解することがとても苦手で、自分がどうしたらいいのか理屈で考えないと答えが出せない一面があります。

これらは、数百万年に及ぶ人類の歴史の中で、遺伝子に脈々と受け継がれてきたもので、当然私たちの脳にも、それは組み込まれているのです。

そのため、たとえば、家事で忙しい妻が、ソファでのんびりテレビを見ている夫にイラっときて、『こっちが忙しくしているときに、どうして『手伝うかい?』の一言も言ってくれないのかしら!』と文句を言いたくなってしまうわけですが、夫にしてみれば、『手伝って欲しいなら言ってくれないと、何をしたらいいかわからないよ』となるのです。

そのとき、女性は実は、手伝ってくれないこと自体よりも、忙しい妻の様子に何も感じず、呑気にテレビを見ている無神経さにこそ腹を立てているのに、ほとんどの夫はそのことに気づいていません。

そのため、夫にしてみれば、妻が怒っているのは、単純に手伝ってくれないことへの不満としか見えていないし、そうとしか思っていませんから、『俺は手伝うのを拒否しているわけじゃないし、怒ってないで言ってくれよ』となってくるわけです。

このように、夫のことがわからない、夫の気持ちを知りたい、夫はどうしてあんな態度をとるのだろう?といった、あなたがご主人に抱いている疑問や不安は、この『脳の特性の違い』を理解していくことで、「なんだ、そういうことだったんだ」と腑に落ちてくることもずいぶんとあると思います。

そして、そういう相手の思考パターンがわかってくれば、わざわざ喧嘩になるような言い方をしないで済みますし、無駄にカチンときたり、イラっとくることもなくなりますので、夫婦間のストレス軽減にも効果的といえますね。

 

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