浮気相手から父を取り返した娘の記録⑧

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【状況解説&対応アドバイス】

まず、基本的な前提として、心得ておかなければいけないことがあります。

浮気がばれて、その時点で「浮気相手と別れる」とか、「もう会わない」「連絡も取らない」と約束したからといっても、その約束が守られることはほとんどなく、そのまますんなり別れられるケースは皆無といってよいです。

石野さんの最初の相談メールにもありましたね。

『別れ話をしてきた時に父は、「別れたことにして、こっそり連絡を取り合おう」と話をしてきたらしいのです』 と・・・・。

さて、こっそり連絡をとるには、当然ですが、連絡用の媒体が必要です。

オーソドックスに携帯電話を浮気相手用に別途所持したり、LINEやフェイスブック、ツイッターのメッセージ機能を使ったり、ブログのコメント欄を利用してやり取りする場合も増えています。

『相手と別れた。もう連絡もとってない』と言っているのに、かたや携帯が常にロックされている、というのもあからさまに怪しいですが、今まで肌身離さず持っていたのが、急に部屋に置きっぱなしになるなど、まったく用心しなくなった場合にも、別な連絡手段を確保していることがあります。

さて、石野さんのおっしゃっている、お父様に相手女性のもとに行くことをあらかじめ話すべきかどうか、という点に対しては、どちらを選んでも、それぞれにリスクが伴いますし、どちらがよいのか、ということは、そのときどきの状況や、相手の反応にもよって180度変わってきますので、あくまでひとつの参考意見であることをお断りしたうえで、以下のようにお返事をいたしました。

【石野さんへの返信 (抜粋)】

お父様が、石野さんの話を聞いて、浮気を続けていたことを認めてくれる状況であれば、あらかじめ相手女性のもとに行くことをお話しになってもよいと思います。

一方、お父様が、あくまでも浮気を否定しつづけるような状況であれば、私は、お父様に言わずに相手女性の親に会うほうがよいと考えます。

それによって、確かに、石野さんのおっしゃるように、そのあとのお父様との話し合いが難しくなってしまう危険性もありますが、それ以上に、相手女性の親御さんや、相手女性からの反応が、ショック療法的に、お父様に目を覚ましていただくきっかけとなる可能性が大きいのです。

どういうことかといいますと、たとえば、もしも私が、相手の親御さんの立場だとすると、娘のことで突然、石野さんのような方が訪問してきて、『あなたの娘さんが浮気しています。やめさせてください』と言ってきたとしたら、たとえそれが事実だったとしても、『近づいてきたあなたのお父様のほうが悪いのではないか』と、その怒りや責任をお父様に向けて、むしろ自分からお父様と電話で話をしようとするか、場合によっては、そのままお父様のもとに出向くこうとするでしょう。

あるいは、もしも私が相手女性の立場だったら、石野さんのような方が、自分の不倫の事実を親につげに来たとしたら、『どうしてあなたは、娘にそんな話をしにウチに来させるのか』と、それを阻止できなかったお父様に対して、かなりの怒りを抱くような気がします。

そうやって、あえてお父様に対して怒りや抗議が向くようにすることは、お父様が目を覚ますために、とても好都合な材料となる可能性があります。

また、Cにおいて、慰謝料の件について質問されていますが、肉体関係を客観的に証明できる証拠があれば、それは不貞行為という立派な犯罪ですので、慰謝料が発生する問題だということに触れることは問題ありません。

ただし、脅迫的な言い方になったり、慰謝料目的で話をしている、というふうに思われないように、あくまで法的手段によって、正当な権利として慰謝料を請求する、という態度を貫くことが大切です。

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