夫婦関係を良くするコツ

イラスト「もうっ、毎日毎日同じことばっかり言わせないでよっ!!」と小さな子どもを叱るお母さん、よく見かけますよね。

当の子どもはちっとも反省している様子もなく、へーぜんといつもの調子で無視を決め込んでいる。

そういう親子の図は決して珍しくはないですが、これは大人の男性に対しても言えることです。

たとえば、彼とのドライブの最中に、「ちょっとスピード出しすぎよ。危ないじゃない?いつも言ってるでしょ?、急に子どもが飛び出すかもい知れないし、おまわりさんが隠れているかもしれないし、自転車だって急に渡ってきたりするんだから」なんてつい、口うるさくなってしまうこと、ありませんか?

そのとき、きっと彼はこう思っています。「うるさいなぁ。ちゃんと見て運転してるんだからさ~。横に乗るといつも口うるさく言ってるなぁ、教習所の教官か、おまえは」

もちろん、あなたの言うことが正しいことは、彼だってわかっています。

でも、口うるさく言えば言うほど、その言葉は彼の耳を素通りしていきます。

あなたがいくら真剣に言っても、彼の脳は、「ああ、いつもと同じことを言っているな」という程度にしか、認識しなくなってしまうのです。

それはなにも、あなたのことを軽んじているのではないのです。

あなたを怒らせたいわけでも、不満があるわけでもありません。

ただ、男性の脳は、女性が口うるさく言い出したときに、それを受け止めるだけのキャパシティがもともとありません。だから、あなたが彼に口うるさく言い出せば、彼はもう、あなたのことばを理解しようとする努力をしなくなります。

同時に、あなたの言葉に対する返答もできなくなってしまい、沈黙するか、無理やり話題を変えるしかなくなってしまうのです。

もちろんあなたも、何も好き好んで、口うるさくいいたいわけではありませんよね。

彼にわかってほしいと思うからこそ、そして、言い続けていけば、いつかは理解してくれると信じているからこそ、言い続けるわけですよね。

ならば、口うるさくいうかわりに、もっと効果的な言い方に代えていけばよいのです。

ひとつの方法としては、「あなたがしていることは、こういうことなのよ」という言い方から、「あなたがこうしてくれたら、私はこう思う」という言い方に変える、ということがあります。

先ほどの例の場合ですと、次のように変えた言い方をしてみます。

「スピードが速くて怖いから、もう少しゆっくり走ってくれる?せっかくのドライブだし、ゆっくり景色を見せてくれたほうが私は嬉しいな」・・・・といった感じです。

『あなたは速度を出しすぎるのよ』という批判的なメッセージを、『ゆっくり景色を見せてくれたほうが私は嬉しい』という言い方にかえていくと、彼の反発心を抑えて素直な気持ちにさせ、反応を変えることができます。

彼が小さな子どものときから、お母さんに言われ続けていたのと同じような言い方をしてしまうと、その瞬間、あなたは恋人や妻ではなく、母親になってしまうんです。

「頼むからおふくろみたいな言い方しないでくれよ」と思わせてしまうのです。

ですから、あなたが嬉しいと思うことを彼に伝えていくと、彼はあなたの望むことを喜んでしてくれるようになるのです。

ただ、もちろん、それも口うるさく言い過ぎてしまうとダメなんですけどね。