夫が浮気をした。
これは、どう考えても夫が悪いです。
もちろん、それぞれの事情、言い分はあるでしょうけども。
同時に、妻が浮気をした。
これも、どう考えても妻が悪いです。同じく、理由はあれこれありましょうけど。
基本的に浮気は悪いし、そのことに言い訳の余地はない。
それは間違いない。
ではなぜ、その「浮気」をここではあえて「罠」というのか。
それは、浮気に走る本人さえも、気がつかないうちにそうなってしまう「瞬間」があるからです。
浮気の対処方法を学ぶには、まず、パートナーがどうして浮気に走ったのか、その過程を知ることがとても大切です。
もちろん、さまざまなケースがありますから、一概には言えません。
ですから、あくまでその中のひとつに過ぎないのですが、こんな例があります。
あるOA機器メーカーの営業マンのAさん。
社内でもトップクラスの営業成績をキープし、仕事をバリバリこなす33歳。
静かな住宅街に新居を購入し、奥さんと一人息子の三人暮らし。
まさに人生順風満帆、怖いものなし。
そんなAさんが、たまたま新しい契約を取りに入った中小企業のС社で、受付事務をしていたE子さんと知り合いました。
活発というよりは、どちらかというと地味で控えめなタイプのE子さんは、いわゆるイケメン系のスポーツマンタイプで、もともと女性にはかなりモテていたAさんにとっては、それほど意識の対象となる 女性ではありませんでした。
Aさん自身、ふだんからモテているせいもあり、結婚している今でも、言い寄ってくる女性も少なくなく、ある程度は彼自身もそうした女性に振り回されない自信というか、自覚は持っていました。
ましてや、家にはかわいい奥さんと息子がいる。
念願だった一軒家も買ったばかり。
仕事も文句なしに順調で、何不自由なく幸せを満喫しているのに、まさか自分が「浮気」に走るなんて考えたこともなかったといいます。
でも、C社にたびたび足を向けてセールスを続けているうちに・・・・・・