(加山様からのご相談7回目)
こんにちわ。加山です。 そうですね。おかげさまで穏やかな夫婦関係に戻っています。
どうしても、心に、夫の女性とのことがあって、そのわだかまりを、表には違ったぶつけ方で、夫と夫婦喧嘩をしてしまった週末でした。
そんな間の子ども達の発言や、目の動きが不安そうで、本当に大人になりきれていない親で、申し訳なく思いました。
(中略)
まぁ、私も夫の浮気チェックなんて、やろうとしたことは全くなくて、疑いさえしなかったので、幸せだと思っていたのは私だけで、夫は違ったんだなと思うと、悲しくてかなしくて、やりきれない気持ちのこのひと月でしたが、おっしゃるとおり、今、不穏な動きがないのだから、私も気持ちを平静に保って、生活していこうと思います。
牧口からのご返信7回目)
こんにちわ。牧口です。
ご主人が日々の中で見せてくれる笑顔や、ちょっした態度の変化も見逃さずに、それを受け止め、受け入れていくことによって、お二人の心はまたしっかりとつながっていくはずです。
それでなくても人間の脳は、嫌なことは早く忘れられるようにできるているみたいですよ(^_^)/
(以下略)
(加山様からのご相談8回目)
加山です。お返事ありがとうございます。
少し、おかしな出来事が起こりましたので、お便りいたします。
昨日、一日休日だった夫が、お送りいただいたマニュアルを発見し、浮気と離婚のマニュアルの目次などをパラパラとめくり、激怒しておりました。
夜中に、夫婦揃って、子供の夜泣きで起き、そこで、「浮気してないからね。」と夫が言いました。
最初は冷静だったのですが、どう受け答えして言いかわからない私に対し、「なんで、こんなものがあるのかと思ったよ。
こんな風に思われているなんて嫌だよ。わざわざ買ったの?」と聞くので、以前から、友達の話として、私の浮気に対する心境を語っていたのに便乗して、「友達の相談していたら、預かって欲しいって持たされたんだよ。」と言ったら、「だったら、すぐにそう言ってくれればいいじゃないか。」と憤慨していました。
これが、今日の3時ごろの出来事で、数時間後のいつもの朝の支度をする私に、夫が歩み寄ってきたので、なんとなく構想していた文句を語ってみました。
「浮気してるなんて思ったこと無いよ。私から家庭を壊そうなんて思ってもないよ。
私が他の女の人と会うのを嫌いなのしっているから、貴方はそんな事しないでしょう?そんな事実はないでしょう?」と言うと勿論だという顔をしていました。
「浮気は疑っていないけれど、おかしいなと思ったのが、会社の飲み会だっていうのに、中途半端な時間に、2名カウントのレシートがあったんだよ。いつも会社の飲み会は複数で行くのに、おかしいなと思ったの。」
すると軽く夫がうろたえて、「二次会だよ。」
「二人で?」
「そう。」
「ふーん。」
こんなやり取りをして、私もぐちゃぐちゃな最近が嫌だったので、これ以上事を荒立てたくなく、仲直りしてきた形にしました。
レシート話なんて、私の作り話です。
問題の飲み会の日、場所を移しての2次会には何人で行ったの?という問いに、「何人だったかなぁ。」と平然と答えていた夫なのに、今日は、つじつまが合わない言葉を、初めて発しました。
多分、今更、事実を打ち明けられても、私も、散々、悩み苦しんで、いい加減、前進しようと考えていた矢先なので、そこまで、事実にやかましい口ははさもうとは思わなくなりました。
夫の事を、かるく信じられなくなったのは本当ですが、浮気関連の事柄に対して、真剣に激怒する夫を見ていると、これ以上の追求はさけたいなと思う最近ですが。
さて、この本日の一連の出来事、どうなんでしょう?
(牧口からのご返信8回目)
こんにちは。牧口です。
加山さんがご主人に対してされた対応の的確さ、機転の速さは見事だったと思います。
ご主人様がマニュアルを見て激怒することは、実は狙い通りの反応といえます。
怒るということは、ご主人がそのときできる最大の防御であったはずだからです。
それに対しても、実に適切な受け答えをされていますね。
翌日の話でも、レシートのつくり話からご主人は話しの矛盾点を突くなど、見事な対応でした。
ご主人も、内心は「危ないところだった」と相当に動揺されていたことと思います。
ただ、おっしゃるとおり、あまり強行に追い詰めていくことで、いたずらに怒りを誘発することは避けたほうが良いと思います。
今の時点で、ご主人はかなり浮気していたことについて、「まずいな、気付かれるかもな」といった危機感をお持ちになっているはずです。
加山さんの女性としての勘があなどれないことは充分ご承知のはずですので、しばらく、ご主人の動向を観察なさってみてください。
すべてお見通しの加山さんが一枚上手になって、浮気心があったことを隠そうとするご主人を、少し離れたところから手綱を引いてリードしていくことも、夫婦がうまくやっていくためには必要なことだと思います。
(以下略)
※それから何度かの加山さんとのメール相談は続きましたが、以後数ヶ月を経たころには、「もう大丈夫です。ありがとうございました」という嬉しいメールが届きました。
今でも、育児のことや、仕事で悩んでいるときなどに、時折メールを下さっています。