浮気を問いつめる前の2つのポイント

浮気がバレても認めない夫

夫の浮気に気づいたとき、『私が少しだけ問い正せば、彼はきっとすぐに認めて謝ってくれて、相手女性と別れてくれるはず』といった願望を抱かれる方がいらっしゃいます。

でも、妻の前で浮気を認めるということは、夫にとってもとてもコワい(勇気のいる)ことですし、絶対的に否定のしようのない証拠でも示さない限り、なかなか認めようとしないものです。

たとえば、ある方のケースでは、夫の上着のポケットから開封したコンドームの袋が出てきたので問いただしたら「職場の廊下で拾った。あとで捨てようと思って忘れていた」という、なんとも苦しい言い訳をしつつも、浮気自体は頑として認めようとしなかったことがありました。

また、夫の携帯をチェックしたら、メールの予測変換で「愛してる」とか「会いたい」といった、浮気していることを推察できる内容があったために問いただしたら、「友達に頼まれて、携帯を1日だけ貸したら彼女との連絡用に使われた」と必死に潔白を訴える夫も実際にいました。

ただ、そうした夫たちも、自分のついたウソがアダとなって、結局は浮気を認めていったわけですが……。

 

証拠は複数用意すること

こうした夫の嘘や言い逃れに対抗するためのひとつめのポイントとして、夫に浮気を問いただすとき、疑っている理由(根拠)は、少なくても二つ以上用意するようにしてください。

たとえば、『残業していた』という夫のワイシャツに香水の匂いがしみ込んでいたとしても、それだけでは浮気をすんなり認めてもらえる可能性は低いです。

でも、残業していたはずの時間に、レストランで食事をしていたレシートが見つかったり、その時間にカードで決済された不審な支払い記録などがあれば、「残業していた」というウソではどうにも釈明ができなくなります。

つまり、問いただすときは、ご主人がウソをついたあとで、別の根拠を示して、それが嘘だったと認めさせる、という二段落ちが効果的です。

正直、一度ついたウソは、もうなかったことにはできませんから、そのあとで窮地に立たされたら、嫌でも本当のことをいうほかはなくなります。

(あるいは、『おれを疑うのか!』と逆ギレしてくる夫もいますが、逆ギレ自体、嘘がバレて焦っている証拠です)

 

話し合いの際には、毅然としつつも夫を責めない

二つ目のポイントとしては、話し合いは毅然としつつ冷静に、決して夫を責めないこと。

浮気されたこと自体は簡単に許せることではないでしょうし、つい語気荒く追い詰めたくなってしまうかもしれませんが、ここは感情をぶつけ合う場面ではありません。

責めてしまえば、ご主人はきっと反撃してきます。

正しいか正しくないかよりも、自分を守ろうとする本能的なスイッチが入り、あなたを『反撃すべき相手』として認識してしまうからです。

でも、あなたの目的は、ご主人とぶつかり合うことではなく、これ以上ウソや言い逃れが通用しないことを理解してもらい、『観念』して話しあいに応じてもらうことですから、ここはどうか落ち着いて対応してください。

それができて、初めて本当の話し合いができる状況になります。