怖い不倫

先日、ある主婦の方から「夫のスマホをチェックすると、「あなたの赤ちゃんが欲しい」とか「はやく一緒に暮らしたいね」といったLINEのやりとりを見つけました」というご相談がありました。

これは妻にとってもっとも許しがたく、不安や怖れを抱く内容だと思います。

もちろん、ほとんどの場合、それはメールやLINEのなかで交わされる現実味のない会話です。

特に男性側は、いくら相手女性と赤裸々なやりとりをしていたとしても、実際には離婚など考えてもいなかったりします。

ところが、相手女性のほうは、男性の言葉ひとつひとつに非常に強い執着を持つことがあります。

たとえば、「早く奥さんと別れてほしい」という女性のLINEに対して、「うん、約束するよ」と何気なく返してしまったために、「あなたはあのとき、私に約束したでしょう?いつになったら奥さんと別れてくれるの?」と執拗に離婚を求められたり、男性の妻に対して無言電話をかけたり、ストーカー的な行為に出るケースも、決して稀ではありません。

一方、男性はおおむね、相手女性と面倒なことになるのは避けたいですし、責任を負うようなことはしたくないので、相手女性の『本気』を察知すると、テンションはダダ下がりになります。

今までは毎日のように電話やメールで語り合ったり、仕事のあとや週末に会ったりしたのに、すこしずつその頻度が少なくなり、自然消滅に持ち込もうとすることもあります。

ところが、相手女性はすでに執着の塊になっていますから、彼を離すまいとして、あの手この手で彼との関係を続けようとします。そして、中には「今日は安全日だから大丈夫」と嘘を言い、本当はこの上なく危ない日に男性を誘い、肉体関係を結んだりして、実際に妊娠してしまうことで、自分から離れられなくさせようとする女性もいます。

男性にしてみると、あとから妊娠を告げられた時のショックといったらないです。

慌てふためき狼狽して、「大丈夫だって言ったじゃないか!」となるわけですが、相手女性にとって『妊娠』は最強のカードを手にしたようなものですから、『責任とって私と一緒になってよ』と求めてくることは想像に難くありません。

そうなると、まじめで責任感のある男性ほど、女性の求めに応じる形で、ほとんど「いいなり」になってしまう危険があります。

あるいは、実際には妊娠してなくても、「あなたの赤ちゃんができたのよ」とウソを言うことで、彼の心をつなぎとめようとする女性もいます。

男性にとって浮気は夢の中の出来事です。

バーチャルな感覚だからこそ、相手女性が何を言おうと責任を負う必要もなく、「そうだね、子どもは何人ほしい?」なんて呑気に答えていられたわけですが、実際の話となれば話は別です。

ちなみに相手女性が妊娠した場合、その子供は相手女性の籍に入ることになりますが、あなたの夫が認知をすることになれば、籍は別であっても養育義務が生じます。

将来的には相続なども関係しますし、男性自身、軽い浮気のつもりが、背負いきれない責任を負うことになります。

バーチャルなうちにこの現実的なリスクを回避するためにも、浮気はできるだけ初期の段階で手を打っていくことが大切なのです。