いくつかの研究から、浮気をしやすい男性は、「好奇心が強くて新しいものを好む遺伝子」か、あるいは「孤独を恐れ、不安を感じやすい遺伝子」を持っていることがわかっています。
「好奇心が強くて新しいものを好む遺伝子」を有している男性は、好奇心を満たすために複数の女性とセックスをしたり、スリリングな恋愛を求める傾向があります。
よく、『車をコロコロと取り換える男性は浮気をしやすい』ということが言われたりしますが、これも好奇心が強くて新しいもの好きの遺伝子がウズいてのことなのでしょう。
また「孤独を恐れ、不安を感じやすい遺伝子」は、さびしがり、甘えん坊、構ってちゃんのうえに、仕事や家庭においてのストレスの発散やイライラの解消として、相手女性の存在を利用しているわけです。
ただいずれのタイプにおいても、そういう傾向があるというだけで、遺伝子が浮気させているわけではありません。
その人が実際にどういう行動をとるかは、あくまでその人が生きてきた中で構築されていった性格や人格の特性、考え方や価値観、不安やストレスなど精神的に要因によって左右されていきます。
ですから、『俺が浮気をするのは男としての本能だ』という主張をする男性は、その本能をコントロールできない意思や理性の弱い人間であると自ら明言しているようなものです。
その証拠に、いくら別の女性に興味を持ったとしても、あるいは他の女性から誘われたり、告白されるようなことがあったとしても、『妻が悲しむようなことはしたくない』と考えて、自分の行動を律していく男性もいくらだっています。
それはもともと思いやりのある男性である場合もあるし、かつては浮気をしたり、妻を悲しませた経験があったりして、これまでの経験の中でその人自身が学習してきたことに基づいてる場合もあります。
つまり、一度浮気をした人であっても、その結果どういうことになるか、どれだけの犠牲やリスクが生じるかといったことをしっかり学んでいれば、二度目の行動は違ってきます。
逆にいえば、浮気を繰り返してしまう男性は、自分の行動を律していく学びがない、ということです。
特に、逆ギレや開き直りをするばかりで、反省や後悔ができない男性は、学ぶ以前の段階でつまづいてしまうため、なかなか行動が変わらない=浮気を繰り返すことになりやすいです。