離婚の有責主義と破綻主義

イラストご質問

結婚12年目の主婦です。夫は6歳も若い愛人をつくって同棲を3年以上しています。

夫はその愛人と結婚したいため、私に離婚を要求してきています。

私たち夫婦には小学校3年の子供がいますので、離婚には応じたくありません。

離婚を拒否しつづけることはできるでしょうか。

ご回答

夫の離婚要求が認められるかどうかは、離婚した場合の妻や子供の経済状況の事情も関係してくるので一概には言えませんが、このまま別居状態が続けば離婚が認められてしまう可能性が高くなることはいえると思います。

有責配偶者の離婚請求に対して、最近の傾向としては、破綻主義の判断をされる場合もでてきているようです。

判断の基準は以下の3点です。

①夫婦の別居が年齢や一緒に住んでいた期間と比較して相当に長いこと、

②二人の間に未成熟(親の監護なしで暮らせない)の子供がいないこと、

③離婚を認めることが、相手方にとって精神的や経済的、社会的に不利や損失が大きくないこと

これらの判定によって、今後は夫婦関係が破綻しているなら離婚も認めざるを得ないという判例が、増えてくることも予想されます。

なお実際の事例としては、別居が8年のケースでは、①の判断基準についてはまだ認められる場合と認められない場合があり、他の条件とあわせて吟味され、微妙な判断がされるところのようです。

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