これは浮気とは直接関係ない話ですが、夫に頼みごとをしても、いくら言ってもやってくれない、動いてくれなくて、ほとほと困っています、というご相談をいただくことがあります。
それで「どんな風にお願いしていますか?」とお尋ねすると、夫は仕事で疲れているのも理解できるし、悪いとは思うので、「今すぐでなくてもいいんだけど……」とか「時間があるときにでも……」と遠慮がちにお願いしている方がかなりいらっしゃいます。
でも、男性は、言葉をその額面どおりに受け止める傾向があります。
なので、曖昧な提案や、「今すぐでなくてもいいけど」といった話には反応しません。
今すぐでなくていいなら、今はやらなくていいや、としか思わないのです。
そのくせ、口うるさくいえば『うるさいなぁ』と不機嫌になったり、『少しは俺のことも考えてくれよ』と言い返されかねないので、『夫には、お願い事ひとつできません』という方も少なくありません。
そういうときは、言い方を変えることも一案です。
なかなか動いていくれない夫に対しては、「やってほしい」ではなく、「助けて欲しい」というニュアンスを含めると、頼られていると自覚して、重い腰をあげざるを得なくなります。
コツとしては、今すぐやってほしい時は、決して急かすのではなく、「今あなたがこれをしてくれると、私はこれができてすごく助かるんだけど」みたいに理由を言ってあげると、その意義を理解して本人もやる気になりやすいです。
『掃除が終わったらご飯にしようね』という感じで、ご主人にも関係がある事案を引き合いに出して、〇〇が終わらないと、△△はできないのよ、という状況でお願いをすると、比較的素直に手伝ってくれることがあります。
女性からみると、そんなら自分でやったほうが早い、ということもたくさんあると思います。
でも、そうなるとますます男性は動きません。
自分がやらなくても問題が解決できると学んでしまうからです。
だから、やらせてなんぼ、なんですよ。
「なんか、めんどくさいわ」
そのとおり。
私がいうのもなんですが、男というのは、本当にめんどうくさい生き物なんですよ。