年代別による不倫の傾向

これはあくまで『傾向』ですから、もちろん一概にはいえませんが、30代の男性と、40~50代男性の場合は、以下のようなケースがよく見られます。
20代~30代男性の不倫
この年代の特徴として、夫の意識と現実の結婚生活との間に大きなギャップが生じていることもよくあります。
具体的には、女性は結婚・妊娠・出産・子育てを経て、心も体も独身時代と比べて明らかに変わっていきますが、男性は精神的な成熟が女性よりも後追いになるため、夫としての自覚や責任感が十分に伴わない場合も多々あります。
そのため、結婚したあとも自分の自由を優先したり、独身時代そのままに友人たちと遊んだりすることも珍しくありません。
そこに節度というか、ルールがあって、自分をコントロールできている方はいいのですが、欲に駆られて自制が効かなくなってしまう男性もいます。
また結婚したあとも、元カノや結婚前に交流のあった女性たちとLINEやフェイスブックを通して連絡を取り合い、気軽に浮気に発展していくケースが目立ちます。
本人としては、結婚前とやっていることは同じだし、さしたる罪悪感もなかったりします。
不倫にいたるまでの期間はさまざまですが、中には結婚して一年に満たないうちに浮気が発覚したケースも見られます。
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40~50代男性の不倫
経営者、自営業、会社役員、医師、弁護士など社会的地位があり収入に余裕がある男性。
この年代の傾向として、若い世代とくらべて社会的地位や経済的な部分などで責任を問われると、結果として失うものが大きいため、浮気はするものの本気で相手女性と一緒になるほどの覚悟をして離婚にいたるケースは少数といえます。
逆に、妻から三下り半を突きつけられても、夫自身はなかなか離婚に応じようとしないし、それ以前に十分すぎるくらいに証拠が揃っていて、それを否定すること自体無理がある状態であっても、断固として浮気を認めなかったりすることもよくあります。
一昔前なら、「失楽園」のごとく、同世代の男女がダブル不倫に至るケースが多くを占めていましたが、最近の40代から50代においては、娘ほどの歳の差がある職場の部下や新入社員から個人的な相談を受けたり、相手女性から色んな面で頼られることから関係に至るケースが増えています。
また、仕事上の悩みやストレスを妻に打ち明けたり話をすることができず、自分の心の逃げ場所として、相手を求めて不倫関係に至る場合もあります。
 この場合の性格的な傾向としては、プライドが高く、妻に対しても心の弱みを見せることができないとか、妻の言葉に耳を貸さず黙ってついてくることを望むタイプが多いです。
また夫婦間のコミュニケーションが日ごろが十分に取れない、あるいは妻に対して何らかのコンプレックスを持っている場合(たとえば妻のほうが仕事のキャリアがある、収入が高いなど)もよく見られます。