よく、意中の彼に近づくきっかけとして、「今年のバレンタインに彼に気持ちを告白したい」とか「今度の○○○のライブに彼と一緒に行きたい」といった、勝負どころで彼に初デートを誘う、というのがありますが、これはボクシングで言ってみれば、1ラウンドでKOしようとするボクサーと同じです。
まぁ、ボクサーなら2ラウンド、3ラウンド・・・とチャンスはありますが、恋愛で初アタックにKOというのは、ちょっとリスクが大きすぎますね。
彼をデートに誘うまでには、少なくても2回のジャブ(軽いアプローチ)を済ませていることが、成功のコツです。
よほどの自信がない限り、一度しかないチャンスにいきなりアタック、ということをしてはだめです。
彼が、あなたのことを以前から好きだった、という場合ならともかく、いままでほとんど話もしたことがないような場合は、まず、彼の視界の中にできるだけたくさん入る、ということからはじめてください。
映画のエキストラみたいなもので、とにかく、彼の視界の中にいるだけでいいんです。
ただ、決して、ウザがられてはダメですよ。
でも、できるだけ、彼の前に姿を見せてください。
初めは特に会話はしなくてもいいです。
そうして、一日に1回~2回は彼と目があうような機会を作ってください。
この目があう、というのはとても重要です。
アイキャッチは相手に好感度を与える効果がありますから、『彼の目をまっすぐ見るなんて恥ずかしいわ』なんて言わないで、ちゃんと彼と目をあわせてくださいよ。
それ以外にも、もしも彼がお仕事の同僚なら、出勤時したときに顔を見て、会釈くらいはしますよね。
それから、休憩時間とかにも、彼と顔をあわせるチャンスはあるはずです。
たとえば、コーヒーカップの販売機の前で順番を待ってるときとか。
エレベーターの前で到着待ちをしてるときとか。
もしも彼がエレベータの前にいるのを見かけたら、べつに用事がなくてもすべりこんで一緒に乗っちゃうとかね。
無理して話しかけなくてもいいんですよ。
言葉を交わすのは次の段階でいいんですからね。
まずは彼に、あなたのことを認識させる、ということが第一のステップです。
当たり前ですが、あからさまにやっちゃだめですよ。
くれぐれも度を越さないようにしてください。
彼が、「あれ、最近この娘とよく会うな」となんとなく思うくらいでいいんです。
まずはそれを一週間から二週間くらい続けましょう。
そうすれば、よほど脈がない場合はともかく、ちょっとしたきっかけで、軽い会話くらいは出来るようになっているはずです。
朝、顔を合わせたら、会釈だけの状態から「おはよう」になるでしょうし、コーヒーカップの前では、いつも飲むコーヒーがわかるでしょうから、ちょっとマネして「じゃあ、わたしもコレ」みたいに言って、同じボタンを押してみるとか。
そういうタイミングはどんどん生かして利用するべきです。
『彼と話しができるだけで幸せ』なんて思ってる場合じゃないですよ。
ちゃんと、あなたのアプローチに対して、彼がどんな反応をするかとか、表情、態度をよく観察してください。
べつに、あなたのことを見て、彼がすごく笑顔になるとか、すごく愛想よく話かけてくるとか、英国紳士みたいにしてあなたのことを扱ってくれる・・・・ような必要はありません。
(逆に、そういうのは、下心ありありですから、私はあんまりよいことではないように思うんですが、)ともかく、彼の中で、あなたの存在が身近なものとして定着するように、ちょっとした会話を重ねていくようにしてください。
ただ、天気がいいですね、とか、今日は寒いですね、とかいうつまらない話は、きっかけづくりとしてはいいかもしれないですが、それでは彼はあなたをまわりの女性と同じ程度にしか思いません。
たとえば、「天気がいいですね」と言ったあとに、ふと彼の首元をみたフリで、「あ、ネクタイまがってる」、とかね。
いえ、べつにホントにネクタイが曲がっている必要はないんですよ。
「あなたのことを意識してます」とか、「あなたのことをいつも見てるんですよ」というサインとして、そういうことを言ってみるわけです。
職場が同じなら、一日にひとつくらいは、彼に自然に頼める、何かの用事がありませんか。
何かで彼に助けてもらうとか、手伝ってもらう、という機会に恵まれたときはチャンスです。
でも、そのときに、「あとでお礼に食事でも」なんて誘いをするのは、せっかく貯めたポイントをあっさり使ってしまうようなものです。
彼にお礼をするのは、勝負どころでいいんですよ。
普段は逆に、貸しを持たせておくことのほうが大事です。
そうすると、彼は『彼女にはいくつも貸しがあるな』と思っていますから、心理的にも声をかけやすい存在になっていきます。
彼があなたを見て、自然に話しかけてくるようになったら、彼にむけてジャブデートをしかけます。
ジャブデートとは、本番の前に、軽く彼にその気にさせるような誘いをかけてみることで、まぁ、2回くらいは断られてもいいと思っててください。
ジャブデートのポイントはいつでも行けるもの、いつでもやっていることに誘う、ということです。
たとえば・・・・・・・ (続きはこちら)