たとえばデートでレストランに入って食事をする場合、たいていは男性がその支払いをしますよね。
お二人の距離感がまださほど近くない場合には、女性が気を使って割り勘と言うこともあるとは思いますが、まぁ、だいたいは男性負担、ということで落ち着くと思います。
このとき、女性はご馳走なったことについて、『デートなんだから当たり前でしょ』という気持ちになってしまうと、彼の気持ちが一気に興ざめしてしまうことがあります。
彼にしても、デートで食事代を持つことは当たり前だと思っていますし、映画を見るならチケットを買うときに「大人二人」というでしょうし、ディズニーランドで自分の分だけ払って中に入ろうとはしないでしょう。
それは当たり前と言えばあたりまえなのですが、あなたがそのことを「デートなんだから当たり前よ」と思っているのは、実は結構、彼にとって痛いことだったりします。
やっぱり、「ご馳走様、ありがとう」っていわれたいし、感謝されたいし、たまには、「ここは私が出すね」と言って自分から財布をだそうとする(フリだけでも)ときも、あっていいかな、なんて思ってしまうものです。
そういう意味で、あなたの側にも金銭感覚というか、彼と一緒にいるとき、お金ことですべて依存しないようにする、という気持ちはもっていたほうがいいかもしれません。
また、男性の中には、お金をもっていること、高いプレゼントができることが、女性にとって自分の力を示すことになると思っている人がいます。
そういう男性がプレゼントをしたりするときには、びっくりするような高額品を渡したりするこがあります。
プレゼントを渡すというのは、ある意味勝負の場面ですから、多少の思い切りは必要だと思いますが、どう見ても彼の収入に合わないようなものが出てきたときには、「私たちはプレゼントやお金じゃなくて、気持ちや愛情で通じ合っていたいから、あなたにもそういう付き合い方をしてほしいの」、と彼の気持ちを害さないように気をつけながら、きちんと言うことが必要かもしれません。
貯金や節約にはまったく興味がなくて、遊ぶことや、友達付き合いが優先されているような彼の場合、経済観念が未熟だったりすることがありますので、早いうちに生活基盤を堅実な方向に固めていかないと、もしもあなたが彼と結婚されたときに、結局あなたが、お金のやりくりで苦労することにもなりかねません。
また、以前に寄せられた相談の例では、彼がとても気前がいい性格で、いつも『今日はオレのおごりだ~』と、仲間に振舞ったりしているのだそうです。
そして、彼がお金が足りなくなってしまったときに、つい恋人の女性が建て替えてあげたのを機に、それから彼女にお金を貸してくれるように頼んだり、時には女性のほうが仲間に振舞わなければらなくなったという例もあります。
あと、恋人がイケ面で、とてもモテるタイプの男性である場合、そのことはあなたにとっても自慢できることかもしれませんが、複数の女性と友達関係が多い男性は、その状態が普通なので、結婚してから女性関係で苦労するという可能性があります。
恋人関係であるうちは、自分にとってメリットのあること、格好良く思えることでも、結婚したことによって、デメリットになったり、夫婦関係に影を投げかける原因になってしまうことが少なくありません。
特にお金と女性関係については、大事になる前に、早いうちから芽を積んでおくほうがよいかもしれません。