妻に浮気がバレて、「あなたはどうするつもりなの?」と問われたとき、すんなりと自分の本心を語れる男性は少ないです。
妻に浮気がバレるなんて、人生の中でもあんまりないくらいの最悪の事態ですから、たいていは頭の中がパニックになっていますし、思考停止しています。
「妻にバレてしまった、どうしたらいいんだ」と思っているときに「あなたの本心を聞きたい」といわれても、自分が本当はどうしたいのか、どうすればいいのか、自分自身でもわからない、というのが正直なところだと思います。
だから、問いただしても「わからない」とか「どうでもいいよ」とか「君はどうして欲しいんだ?」と逆に聞いてきたりして、自分で考えることを放棄してしまう男性も少なくありません。
また、中にはむっつりと黙り込んでしまう男性もいます。
女性は、男性が急に黙り込むと、『すごく怒っているみたい』に感じることがあるようですが、こういう場面で黙り込むのは、怒っているというよりも、どう話していいかわからなくて、頭の中ではフル回転で考えているんだけど言葉が出てこない、単にフリーズしているだけ、といったことのほうが多いです。
もともと男性は、女性にくらべて、考えたことを言葉にする時間が余計にかかるようで、自分の考えがまとまらないと、無言になってしまうことがよくあります。
特に優柔不断な男性は、もともと自分で決断することが苦手ですから、なおさらいつまでももたもた考えて、なかなか自分の気持ちを話そうとしません。
そんな彼に、 あなたはついつい、イライラしてしまうことがあるかもしれません。
でも、そこであなたが待ちきれずに「彼女とすぐに別れるって言えないのは、私とはもう無理ってことなんでしょ?」と答えを誘導しようとしたり、マシンガンのように責め立ててしまうと、彼は感情の下にある自分の思いと向き合うことができず、面倒くさくなって「もういいよ」とか「どうせ俺が悪いんだろ」と投げやりになったり、逆ギレして話を打ち切ろうとしてしまうでしょう。
大抵の場合、男性が本心を語るのは、自分でしっかり考えた後ですから、彼が黙っているときには無理に話をさせようとするのではなく、先にあなたのほうから、以前からおかしいと思っていた点や、いつから気づいていたかなど、浮気を知るに至った状況を客観的に話してあげることで、ご主人が観念して話し始めるきっかけになることがあります。
観念して事実を認めるようになれば、基本的には逆ギレや開き直りはしないものですし、前々から知られていたのだと知れば、それ以上に嘘をついたり、無駄なあがきはしなくなるでしょう。
そのうえで彼が口を開いたときには、途中で口を挟まず、とにかく冷静に話を聞いてみる、という姿勢もまた、本心を引き出すには大事なことです。