浮気相手と妻、どっちも大事という夫の心理

よくいただくご相談の中に、『どうして男の人は、不倫をしているときにも妻に優しくできるの?』というものがあります。

このときの男性心理としては、もちろん相手女性に心が向いている状態ではありますが、同時に、妻に対する後ろめたも感じている状態です。

自分で不倫しておきながら、「奥さんがかわいそう」か「彼女と同じように接してあげなくちゃ」と考えて、妻への罪滅ぼしのつもりで優しくしているわけです。

それ以外にも、浮気がバレないようにカムフラージュするために『よい夫』を演じて優しくしたり、疑われていないかどうか妻の反応を見るために機嫌をとって、家のことを手伝ったり手土産を買って帰るなどして、今まで以上に優しい態度で接することもあります。

いずれの場合も、基本的には妻との関係はよい状態を維持したいと思っていますので、家に帰ってくれば今までどおりに妻と接して、キスやハグなどの愛情表現やスキンシップを取ろうとします。

つまり、男性からみれば、浮気相手と妻は、どちらも『自分が好きになった相手』であり、また『どちらも大事で、失いたくない相手』であるわけです。

女性から見たら、『どっちも大事だなんて、頭の中、どうなってんの?』と思われるでしょうね。

これはイメージ的には、夫の頭の中に二世帯住宅が建っていて、一階に妻を住まわせ、二階に相手女性を住まわせて、自分が一階と二階を行き来している感じでしょうか。

そして、妻のもとに帰ってくるときには、『さぁ、今から家に帰るぞ』と頭の中でスイッチを妻のほうに切り替えて、『ただいま~』と帰ってくるわけです。

逆に、相手女性のもとに行くときには、『さぁ、今から彼女のところに行くぞ』とまたスイッチを切り替えて、二階の玄関をくぐる感じです。
 
だからなおさら、夫としては外でやっていることは必死に隠すし、家の中では今まで通りに過ごそうとするわけです。

ただ、頭の中でいちおうスイッチは入れ替えていますが、妻と一緒にいても、彼女のことを考えて『心ここにあらず』の状態になったり、メールやLINEが気になって挙動不審になることは普通にあります。

そうした挙動不審な様子に妻が気づかないはずがないのに、うまく騙せているつもりでいるから、妻から見たら、「不倫しておいて優しくするってどういう神経?」となるわけです。