夫の浮気:男が不倫をするとき

 

相手女性との不倫が始まって、だいたい3ヶ月~半年くらいまでの期間は、互いの気持ちが一番高まる時期といえます。

これはもちろん、相手女性との関係がスリリングに深まっていくことに興奮したり、非日常の新鮮さがともなってのことではありますが、それと同時に、「浮気が始まって、3か月間の間は……」の中でも触れているとおり、『恋』をしているときに分泌される脳内ホルモンが出まくっていて、ある種のワールドに入ってるというか、心が囚われてトリップした状態です。

そのため、たとえば今まで嫌々行っていた仕事に、急にヤル気を見せるようになったり、妻に対しても、なぜだか急に優しくなったり、一緒に旅行に行こうと言ってみたり、不自然なアプローチが増えて、 かえって「なんかいつもと違う・・・・」という違和感を感じることもあるかもしれません。
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ただ、この時期、夫自身はこのまま浮気が進行していくとどうなるのかとか、これは妻に対する裏切り行為だからやめなくてはいけないとか、そういうことはあんまり考えていません。

まして、妻にはバレずにうまくやっているつもりでいる男性は、実は自分の行為がこの上なく妻を苦しめているということに気づいておらず、せいぜい嘘をついていることに対する軽い罪悪感を持つ程度の認識しかない場合が大半です。

実際、浮気が発覚したときに夫に動機を問いただすと、妻が唖然とするようなことを悪びれもせず口にすることも珍しくありません。

このあたりについては、『どうして浮気なんかするの?という妻の問いに夫は……』のところで触れていますのでご参照くださいね。

ともあれ、不倫は自分のなかにある『秘密』なので、なんとかバレないように隠してはいますが、心理的にいうと、『悪いことをしている』という認識で隠しているというよりも、野良猫を拾ってきて部屋の中でこっそり飼っている子供のような心境に近いのです。

つまり、見つかったら叱られる、問い詰められて面倒なことになる、だから隠れて、バレないようにうまくやろうとしている、といった感じです。

もちろん、猫を拾ってくるのと、不倫をするのとでは、問題自体は比べ物になりませんが、心理的に見ると、『隠す』という意識については、共通して言えることも多いです。

では、浮気をしているとき、夫は何を思っているのかについて、次の浮気夫が思っていることを引き続きご参照ください。