浮気する夫の心理

イラストよく寄せられるご相談の中に、「夫は家庭が一番大事と口では言いながら、浮気をしています」というものがあります。

また、『夫が本当は何を考えているのか知りたい』とか、『浮気をしている夫の心理を知りたい』というご相談も多いです。

インターネット上で『男性心理』などのキーワードで検索してみると、『浮気する夫の心理はこうだ!』と、断定的に述べているものを見かけることがありますが、ひとくちに『男性心理』といっても、そのときの心の動きや感情によって、心理状態はさまざまに変わってきます。

たとえば、浮気をする男性の心理の中には、単に遊びの場合もありますし、いろいろなストレスがあって、浮気が心の逃げ場所になってしまっている場合もあります。

また、浮気が始まって間もないうちと、数か月を過ぎたあとでは、相手女性に対する心理状態も変化していきますので、あくまでも流動的なものと思ったほうがよいでしょう。

さて、ご相談者様の中には、『夫は真面目な性格なのになぜ……』ということをおっしゃる方がいます。

でも浮気は、不真面目でいいかげんな夫だからする、というものではありません。

いままで夫婦関係にまったく問題なく、誠実で家族を愛していて、妻や子ども達との暮らしが幸せだと自覚している夫であっても、浮気が始まってしまうケースがあります。

そして、こういうケースの多くは、自分が浮気をするなんて、予期するどころか、考えてもいません。

逆にいうと、自分のなかで心の予防措置がとられていないいわば、浮気に対して無防備な状態なので、『気がつくとこうなっていた』という状態だったりすることが多いです。

始まりは、たまたま職場で一緒だった同僚や部下の女性と話をしたり、クラス会やサークルなどのイベントで知り合うなど、日常のささいなことがきっけで、なんとなく、相手女性に好意を抱くところから始まります。

このとき、相手女性に好意を抱くことはあっても、それが浮気であるという認識は持っていませんし、実際、それだけでは浮気とはいえません。

自分だけが好意を抱いている、いわゆる淡い片思いのような心理状態です。

この片思いの心理状態において、相手がどう反応してくるかが、浮気に発展するか否かを分ける、ひとつめのポイントです。

いくら自分が好意を持っていても、相手から『ウザい』『キモい』とか思われたら、仲良くなるどころではないですからね。

さて、相手から拒否られることもなく、メールやLINEなどのやりとりを頻繁に交わすようになっていけば、おのずと親密さも増していくわけですが、 初めは相手女性のほうは、あまり乗り気ではない場合も多いです。

特に、妻子のある男性と交際するということは、始まりの段階から不倫であることは認識していることになりますので、女性側の心理としてブレーキがかかるのが普通です。

ですが好意というのは、どうしても相手に伝わっていくものですし、話をする機会が増えていけば、おのずと親密度も増して行きますから、やがては相手女性のほうも誘いに応じたり、自分から相談してきたりして、反応が感じられるようになっていきます。

でも、このときの夫の心理としては、妻も家庭も犠牲にするつもりはありません。

ただ、『もう少し彼女に会いたい』『もう少し話をしてみたい』という感情が芽生えてきて、自分のことを好きになってほしい、と求めはじめていきます。

相手女性が笑顔を見せてくれたり、親しげな態度を示すほどに、『彼女ともっと親しくなりたい』という心情に抗うことが出来なくなってきています。

そして、何かのきっかけで、相手女性と想いが一致して、食事に誘ったり、ドライブをしたりといった、妻には言えない行動につながってきます。

つまり、こうして浮気は始まっていくわけです。

このとき、男性の心理としては、相手女性に好意がつのり、心ここにあらずの状態にあるわけですが、かといって妻に対してまったく冷めているかというと、意外と家庭においては妻との関係も良好に保ちたいと考えています。

このあたりのことは、「浮気してても妻が好き」のページでお話しますね。