夫婦喧嘩から浮気?

「夫が浮気しています」というご相談のなかで、『実は以前から夫婦喧嘩が絶えなくて……』というお話を伺うことがあります。

ただ、夫婦喧嘩したからといって、それが即浮気につながるわけではありません。

夫婦喧嘩しても、結果的に分かり合えて、仲直りできるなら、それもまたひとつのコミュニケーションですし、より関係を深めていくために必要なこともあるのです。

ですから、夫婦喧嘩自体がダメというよりも、夫婦喧嘩のときに、どんな状態になっているか、要は喧嘩の仕方が問題です。

たとえば、夫婦喧嘩のたびに「もう別れましょ」とか、「もう無理なんじゃない?」といった感じで、離婚をほのめかしたり、「あなたのそういうところが嫌なのよ」といった感じで夫の人格を否定するようなことを言ってしまうと、夫は「もう俺とはやっていく気がないんだな」とか「俺のことは愛してないんだな」と解釈して、夫婦関係を保つことをあきらめてしまうことがあります。

そうなると、もしもそのタイミングで、話を聞いてくれたり、優しくしてくれる女性が現れると、一気に気持ちが傾いてしまうこともありますし、自分から慰めを求めて、そういう女性に近づいていってしまうこともあります。

このような場合、浮気が発覚しても、非を認めるどころか「離婚を言ってきたのは君のほうだろ」と喧嘩した際の妻の発言を執拗に責めて、たとえ「あれは本気じゃなかったのよ」と涙ながらに弁明しても、「いまさら何を言ってももう遅い」と徹底的に拒絶してくることもあります。

このような場合は、夫の心情としては、妻に拒まれた恨みや不満を根深く持っていることが多く、浮気を反省したり、夫婦関係を修復することが困難になりがちです。

ですので、『離婚しよう』とか『もう無理ね』といった言葉は、たとえ喧嘩の際に出た言葉であったとしても、今後の関係を破壊しかねないNGワードですので、決して口にしないようにしましょう。

喧嘩は、感情のぶつかりあいとして、時に避けられないものではありますが、決して相手を攻撃したり、否定するためにするのではなく、最終的にはわかりあうことが目的であり、仲直りできる範囲内で治めることが大事なポイントです。

それから、夫婦喧嘩から浮気につながるケースのふたつめとしては、喧嘩の背景に、日常的なストレスが隠れている場合があります。

たとえば、妻のほうでいえば、家事や仕事で大変な中で、夫は帰宅が遅くてほとんど母子家庭みたいだとか、姑との折り合いが悪くて嫌味を言われてるとか、ご近所との人間関係が煩わしいとか、夫が休みの日はずっと寝てるとか、理由はさまざまですが、そうした妻のストレスから発するSOSに対して、夫がまるで取り合ってくれなかったり、そもそも問題として認識していなくて、「わかってほしいのにわかってくれない。力になってくれない」という不満が募る。

夫は夫でストレスを抱えていて、「俺だって外で仕事をして疲れて帰ってきてるんだから、そんな話をいちいち持ち込まないでくれよ」とばかりに反応が冷たかったり、理解するのをめんどくさがる。

当然、互いの間でやり場のなくなったストレスがぶつかり合うことになります。

この状態で頻繁に喧嘩ばかりしていると、お互いに疲弊してしまって、『もう話をしてもムダ。どうせわかりあえない』といったあきらめ感がつのっていってしまいますし、こうした背景が不倫の温床となる場合があることは否定できません。

いずれの場合でも、夫婦喧嘩を表面上だけでとらえるのではなく、「なぜ喧嘩になってしまうのか」をよく分析して、その背景にある原因や互いの向き合い方をしっかり見直すことも夫婦喧嘩を浮気に発展させないための大事なポイントです。

ただし、夫にモラハラ的な発言があったり、ASD(自閉症スペクトラムア、スペルガー症候群)の場合は、わかりあうこと自体が非常に困難だったりしますので、この限りでないこともあります。その場合は、別の対処方法がありますので、 お悩みの方は、ぜひお電話でお話を伺わせてくださいね。

 

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