浮気事例・『籍を抜きたいんだけど』と切り出した夫②

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『主人が携帯を新しく買い替えたときに、前の携帯が部屋の隅にあるのを見つけました。

そこには、同じ女性とやりとりした履歴が大量に残っていました。

『早くあなたに会いたい』とか『今度はいつ来れるの?』という相手女性からメール。

『愛してる』『来週日曜日夕方に行くよ』というご主人の送信したメールも。

そして、メールの内容から、相手女性が何という名前で、どこに住んでいるかといった情報も得ることができました。

それを見て、私がずっと抱いていた、ここ一年の疑問が解けました。

それは、主人のETCの明細をみて、『出張先に向かっているはずなのに、どうしてこんなに離れたところのインターを降りているんだろう?』という場所があって・・・・・・

実は、彼女の住所はそこからすぐのところだったんです。

そして去年のクリスマス連休に、なんと2人の名前が並んだ飛行機のチケット予約のメール。

月曜日出張先に早く行かなきゃいけないからと、日曜日に出かけることが多くなったこともこれだと思いました。

その人とは今も続いていると思います。

先月のETC 明細にも同じ場所での支払いがありましたから・・・・

私は、主人の心がとっくに私から離れてしまっていることはわかっていました。

でも、どうしても夫を失うことが嫌で、主人の布団にもぐりこみ、腕に抱きついてこう言いました。

わざと明るい感じで。本当は泣きたいくらい苦しかったけれど。

私『私たち、ずっと一緒だよね?』

主人は無言のまま何も言いません。

私『ね?私、もっといい奥さんになれるように頑張るからね』

そのとき、主人の腕は硬直し震え始めました。

主人『・・・・・・好きな人がいるんだ』

主人の言葉に、『離婚』という現実を突きつけられた気がしました。

主人にその言葉を言わせたのは私自身。

『私がもっと我慢しなきゃいけなかったのかな・・・』と後悔もしました。

これで離婚になったら、私には財産分与すら認められなくなっちゃうのかな・・・

確かに長く専業主婦でいたけれど、病気がちな三人の息子を持ち、仕事を見つけても子供の度重なる病気ですぐ解雇、どうしようもないからせめて節約して、子育てと家の事頑張ってきたのに・・・

 

ご主人からの『好きな人がいるんだ』という言葉。

これは本当にショックだったと思います。

でも、不倫を認めた時点で、ご主人は有責配偶者という立場ですから、離婚を言う権利はありません。

逆にいえば、尾崎さんが離婚を望まないかぎり、夫婦としての関係は保証されるわけです。

でも、ここにきて、尾崎さんの心境に少しずつ変化が見られるようになってきました。

当初は、子供さんのためにもやり直せるなら修復したいとおっしゃっていましたが、ご主人の気持ちが離れていくなかで、このままでは自分も子供も幸せにはなれない、ということも感じ始めたようです。

私は、とにかく息子さんたちと気持ちを通わせていくことが尾崎さんの心を支え、心を保つうえでとっても大事なことです、とお伝えしました。

尾崎さんは『子供たち男の子ばかりだから、私の気持ちをわかってもらうのは難しいかもしれませんが、話してみます』と言ってくださいました。

後日のご相談で、尾崎さんは、

『息子たちは、「お母さんの思いを何もかも聞かせて欲しい」と言ってくれて、今までの思いを初めて、すべて包み隠さず話すことができました。

息子たちは、『母さんは長い間、苦しかったろうね』と私の気持ちを理解してくれました。

子供たちは離婚することを反対していません。

ただ20歳を迎える二人は別にして、三男は『母さんと父さんのどちらかを選ぶなんてできないよ』と言うのです。

選ばなかったほうを傷つけることになる。そんなこと嫌だと・・・・

それで、息子たちと向き合った結果、三男のことを考えて、主人が痺れを切らして離婚を迫るまでは、私からは何も言わずに普通の生活をしようということになりました。

(一部省略)

【牧口からの状況解説】

尾崎さんは、ご主人の浮気を早い段階から疑っていらっしゃいましたが、その確証がつかめず、不信感をもちながらも、日々の生活を送っていらっしゃいました。

ある日、ご主人から突然、『籍を抜きたい』と言われて、その理由を告げられたのです。

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