浮気相手から父を取り返した娘の記録⑩

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石野さんは、浮気相手の家に行ったときや、お父様とお話しをされるときなどの様子を、とても具体的にイメージされて、そこから予測される問題点に対しても、的確に把握しておられますね。

こうした事前の準備を整えておくことができるかどうかによって、同じ行動をしたとしても、もたらされる結果は大きく違ってきます。

石野さんからは、後日、行動結果報告をとして以下のようなメールをいただきました。

牧口さんのアドバイスにあって「第三の選択」、やってみました。

相手女性の親と会う前に、そのことは伏せたうえで、父ともう一度だけ話をしてみようと、「車の中に携帯を隠していたことも知ってるよ。私との約束も守ってくれないし、どうしてわかってくれないの?」と泣きながら訴えました(演技ですけど)

父は、「娘にそんなことまで知られて、みじめだ」と訳のわからないことを言っていました。

いろいろ話をしてみて、父の気持ちが初めて見えてきたような気がしました。

父はやはり浮気相手にはかなり本気だったようで、離婚を言い出そうとしたものの、母の精神状態を見ていて、ずっと言い出せなかったようです。

でも、離婚したとしても、浮気相手の子供はまだ中学生と高校生ですし、相手の母親はガンで余命五年以内と言われているようなので、一緒になるのは難しいと、先の見えない浮気相手との関係に悩んでいたようです。

私は、父にまだ家族を思う気持ちが残っていることを信じて、「とにかく戻ってきて欲しい。今もお父さんのことが大好きだし、お母さんも、お父さんが戻ってきてくれれば、時間はかかるかもしれないが許してくれるよ」と、三時間くらいかけて説得を続け、ようやく父は、戻ってくる決意をしたようです。

そして、私の目の前で、しぶしぶながら浮気相手に電話をし、「今娘といろいろ話したんだけど、お前と一緒になることはできない。別れてくれ」と言ってくれました。

ただ、よほど深い付き合いをしていたのか、浮気相手はまったくそれを信じようとはせず、私に電話を替わると、「私は信じない。あなたに言わされているだけだ」と感情的になっていました。

再び父に電話を替わると、父は「俺の本音をすべて娘に話した。それでも娘が泣きながら戻ってきて欲しいと言うから・・・」みたいな曖昧な言い方で電話を終わらせてしまったので、父に「この人の連絡先とか、全部消去して私に渡して」と言うと、半分キレながらも私に携帯を渡してくれ、その日それで終わりました。

次の日、母と父の二人きりで、話し合いをしてもらいました。

影から様子を伺っていたのですが、父が母の肩を抱き、二人で寄り添うようにして話をしていました。

後から聞いたら、母が『信じていいんだよね?』と言ったら、父は黙ってうなづいて、母に謝ったそうです。

父の母に対する態度を見ていると、今まででは一番反省しているのかな、という気はしました。

でも、それで終わるわけにはいかないので、その夜、父に、「相手のところに行って一緒に話をしよう」と言ったのですが、「それだけはできない」と言うので(想定していたことですが)、私と叔父だけで、翌日相手の家に行きました。

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