逆ギレされないためのポイント

至極当然の話かもしれませんが、逆ギレされないためのポイントとしては、『逆ギレされるきっかけを作らない』ことが大事です。
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たいていの場合、逆ギレは自分が窮地に追い込まれたときに反撃する形で現れます。

ですから、もしもご主人のスマホから、浮気の証拠となるメールを見つけたとしても、それをそのままご主人に見せて問い詰める、というのではダメです。

それでは、キレてください、と言っているようなものです。

水戸黄門のドラマで黄門様が印籠を見せて、「悪人ども、観念しなさい」といっても、みんなバタバタ暴れるじゃないですか。それとおんなじです。

もしあなたが助さんや角さんのように、問答無用でご主人を成敗できるなら、別にキレられてもいいんですが、それだと話し合いにならなくなりますからね。

いかに逆ギレされないように、観念して認めてもらうかを考えなければいけないわけです。

で、意外に効果的なのが、あえて『偶然』を装って事実を聞く方法です。

偶然と故意では、同じ結果であっても、経緯が全く違います。

たとえば、夫のスマホやカバンを調べる、というのは故意です。

でも、洗濯に出ていたご主人のワイシャツからホテルのマッチが出てきた、とか、たまたま友人と出かけたら、そこでデート中のご主人と相手女性を発見した、というのは、偶然であり、あなたの意図は含まれません。

あなたは何もしていませんから、ご主人はあなたにキレようがありません。

もしキレられても「どうして私に逆ギレするの?私は何もしてないでしょ?」とやり返せます。

でも、そんなに都合よく、「偶然」なんて起きないですよね。

だから、「偶然を作る」んです。

たとえば携帯メールやLINEを見て、それをそのまま問いただせば逆ギレ必至ですが、やりとりしている内容から、相手女性と今度いつ会うか、どこで待ち合わせをするかなど、あらかじめ情報が把握できる場合があります。

そしたら、その日時にその場所で、偶然あなたがお友達とお買い物をしてたとしたら、ご主人はその現場を見られたとしても、キレようがないはずです。

つまり、ご主人には偶然を装って、たまたま見つけたようにして話をしていきますが、実はあらかじめ根拠を揃えて、シナリオをつくったうえで切り出していくわけです。

実際、夫が女性と食事をした店がわかっていたため、『その店には私の友人がバイトしてて、あなたの姿を見てすぐに知らせてくれたのよ』と伝えたり、夫が女性とドライブしていた事実がわかり、『私、そのときにあなたの車とすれ違ったのよ。女の人、乗せてたよね』などと話をつくって切り出し、認めさせることに成功した事例がたくさんあります。

問いただされたご主人としても、心当たりはたくさんあるし、『あのとき見られたのか』と観念すれば、もはや逆ギレしてまで反論することはほぼありません。

まさに『ウソも方便』ですね。

 

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