妻に浮気を問いただされたとき、「俺が浮気をしたのは、こういう不満があったからだ」と逆ギレ気味に主張する夫は多いです。
そういう夫が主張する「妻への不満」について聞いてみると・・・・・・
・妻が育児や仕事に追われてて、かまってくれない。
・妻が、セックスは子作りのための行為としか思ってないから。
・妻にその気がなくて、させてくれないから。
・妻がおばさん化するから。やっぱりいつまでも綺麗なままでいてほしい。
・相手女性が、女房に無いものを持っていたから。違う匂いっていうか、魅力があった。
・長く夫婦をしていて刺激が無くなったから。昔のようにドキドキ感が欲しかった。
・結婚生活が長くなると、妻に対する愛情というのはなくなって来るから。
・妻より若い子がいつも近くに居て好意的に接してくれ、自分の事情も理解してくれたから。
・・・・・・いかがですか?
『勝手な理由ばっかり。腹が立ってしょうがないわよ。ナニよ?これ?』
『どれもこれも、くだらない理由ばっかりだわ』
ですよね?そう思いますよね?
そうなんです。
夫が妻に対して不満に思う理由なんて、こうして書き出してみれば、だいたいは身勝手なものばかりです。
つまり、「俺が浮気をしたのは、オマエのせいだ!」と言われたとき、大半の理由は、あなたがまともに取り合う必要の無いものばかりだということです。
そもそも浮気というのは、妻に不満があったからするわけではありません。
浮気が始まるきっかけのほとんどは、たまたま好みの女性が職場や身近にいて、ちょっと軽い気持ちで近づいたらうまくいって、意外にモテたもんだから嬉しくなって、もったいないんで、こっそりメールのやりとりをしたり、休みの日に仕事だといってデートしてみたり、恋人気分を味わってみた、みたいな感じです。
でも、たとえ理由やきっかけは何であれ、『浮気』というご主人の裏切り行為に対して、あなたが受けるショックや精神的苦痛は、計り知れないものがあると思います。
そして、まじめな女性ほど、『どうして浮気なんてするの?私のことが嫌いになったの?』などと悩み苦しんだ末に、夫が浮気をした原因は自分にあるのではないかと考えて、過去の些細な出来事を必要以上に振り返り、反省したりします。
そして、『私がいけなかったんだ。もっと良い妻になろう』とか、『もっと居心地のよい家庭にしなければ』と考え、無理に笑顔をつくり、明るく振舞い、夫のために良い妻を演じるようになって、結果的に自分自身に重い重圧をかけていってしまう傾向があるのです。
もちろん、もしもあなたに明確な過ちがあるのなら、それを反省することは大切ですが、必要以上に自分を責めて夫側に歩み寄ることは、決して健全な夫婦関係とはいえませんし、浮気の解決にもつながりません。
仮にあなたに何らかの落ち度があって、何らかの不満をご主人が抱いていたとしても、それは夫婦で話し合って解決することであって、浮気に走った行為を正当化できるものではありません。
このあたりについては「よい妻になるな」のページでも詳しくお話していますので、あわせてご覧くださいね。